M もっちパパの記録

【中学受験ログ #2】算数が伸びてきた——国語・算数の力で、理科の壁を越えられるか

中学受験を目指す小6の次女、5年生時代は「苦手」だった算数で6年生5月に評価6〜7が3回連続。国語も評価6〜7で安定し、ようやく国算の土台ができてきた。一方で理科は評価3〜4で苦戦中。父として、国算の力を理科の攻略にどう持ち込むか考えた話を、肩肘張らずに綴ります。


目次

このブログでは「中学受験ログ」として、中学受験を目指す小6の娘との伴走で感じたことを、思いついたときに不定期で書き残しています。第2回は、最近わたしが感じている「ある変化」を、データに照らして確かめた話です。

「算数、なんか前より、楽しい気がする」

ある日の夜、次女が机に向かいながらぽつりと言いました。

正直、この一言を聞いたとき、わたしは驚きました。なぜなら、彼女にとって算数は5年生のあいだ、ずっと”苦手の代名詞”だった科目だからです。

平均点を下回る回が大半。評価も4〜5を行ったり来たり。「算数が好き」とは口が裂けても言わない子でした。

でも、最近の彼女には何か違う空気が流れている——。

その感覚が本当に事実なのか。SEISEKI(成績推移データ)を見直してみたら、そこには静かだけれど確かな変化が、ちゃんと残っていました。


算数の評価が、ようやく動き出した

まず、わたしが感じた「算数が伸びてきた」という感覚は、データに照らすとどうだったのか。

時期算数の評価傾向
5年生(2025年通年)評価4〜5中心。平均を下回る回が大半
6年生 4月前半評価5中心。平均に追いつくまでに来た
6年生 5月(直近3回)評価6・7・6 — 3回連続で平均超え

5年生のとき、わが家では算数のテストが返ってくるたびに、わたしも娘も少し肩を落としていました。「努力していないわけじゃないのに、結果がついてこない」——そういう状態が1年近く続いていた。

それが、6年生になって少しずつ動き出し、5月の3回連続で平均超えという、これまで一度もなかったパターンが現れたんです。

評価7が出た回もあって、その日の彼女は「できた問題のほうが多かった」と、これまで聞いたことのない感想を口にしていました。


国語は、もともと”安定の柱”だった

一方の国語は、6年生になってから一貫して評価6〜7で推移しています。直近3回も評価6・7・6で、算数と同じく平均を継続的に上回っている。

つまり、いま次女は——

国語と算数、両方の科目で、3回連続して評価6以上を取れている

これは、これまでの彼女にはなかった景色です。「得意な国語」と「伸びてきた算数」が両輪になりつつある。

中学受験で、国算は配点も高く、毎年・各塾の入試で必ず出る2本柱。ここが安定して評価6以上にいるという事実は、本人にとっても親にとっても、小さくない自信材料だとわたしは思っています。


ところが、理科が逆に下がっている

そう。ここからが本題で、そして悩ましいところでもあります。

理科の直近3回の評価は——

評価5 → 評価4 → 評価3

下がっている。しかも、わが家としては「悪い」と認識していた評価4ですら、もうそこにいない状態。

第1回の記事でも書いたように、苦戦の中心は水溶液の計算と、中和計算、そして環境問題の用語といった単元です。

国語と算数が上向きの今、理科だけが取り残されている——この構図が、最近わたしがじっと考えていることでした。


父の仮説:国算の力は、理科にそのまま使える

ここで、わたしはひとつの仮説に行き着きました。

理科の苦手は、決して”別の能力が足りない”わけではないんじゃないか?

理科で次女が躓いている問題を、改めて並べてみると、こう整理できます。

理科の弱点タイプ必要な力既存のどの力で解けるか
水溶液の計算・中和計算グラフ読み・手順立て・引き算算数の論理思考・条件整理力
環境問題・記述(因果と用語)文章を組み立てる・原因と結果を繋ぐ国語の読解力・論述力

つまり、理科だけ別物の能力が要るわけじゃない

中和計算で「酸とアルカリが過不足なく反応する点」を見つけるのは、算数の比の問題と同じ構造です。環境問題の記述で「なぜオゾン層が壊れると紫外線が増えるのか」を答えるのは、国語の因果関係を整理する記述問題と同じ。

いま伸びてきた国語と算数の力を、理科という場所で”応用”してあげるだけで、理科は動き出すんじゃないか——それが、いまわたしが立てている仮説です。


6月、わが家でやる3つのこと

仮説に賭けて、6月は次の3つに絞って動いてみます。

① 中和計算は「算数の問題」として扱う

中和計算が苦手なのは、たぶん「理科の単元だから難しそう」という思い込みが半分。「これは算数だよ」と言いながら、比の問題として解き直してみる。算数の自信を、そのまま理科に橋渡ししたい。

実は、次女のために作っている学習アプリ「まなびの森」には、第20回の取りこぼしを集めた「特訓モード」がすでに入っています。中和計算と環境問題は、そこで何度でも繰り返せるようにしてあります。

② 環境問題の記述は「国語の問題」として書く

「酸性雨の原因は?」と聞かれて答えに詰まるのは、知識ではなく説明の組み立てで止まっていることが多い。国語の記述と同じように、原因→過程→結果の順で書かせる。これだけで記述問題はぐっと書きやすくなるはず。

③ 理科だけ別ジャンルにしない

これが一番大事かもしれません。「理科は別物」という思い込みを、まず親が手放す。国語が得意・算数が伸びている子は、理科だって伸ばせる——その前提で接することで、本人の苦手意識を少しずつ薄めていきたい。


おわりに:得意は、苦手の隣にある

中学受験を伴走していて、つい「苦手な単元を集中的にやれば苦手は消える」と思いがちです。でも、最近のわたしは少し違うことを考えています。

得意は、苦手の隣にある

国語が伸びていて、算数も伸びている。だったら、その2つの延長線上に、理科を置いてあげるだけでいいんじゃないか。ゼロから理科を立て直すんじゃなくて、得意を理科に持ち込む。それが、6月の作戦です。

うまくいくかどうかは、わかりません。でも、点数だけを追いかける伴走から、子どもが今もっているものを伸ばす伴走へと、わたしの考え方も少しずつ変わってきている気がします。

このシリーズも、毎月必ず書く——とは決めていません。書きたいと思ったときに、また気軽に綴っていこうと思います。


「中学受験ログ」シリーズについて

このシリーズでは、中学受験を目指す小6の娘との伴走で感じたことを、不定期で書き残しています。毎月決まったタイミング、というスタイルではなく、書きたいと思ったときだけ

  • 評価(塾の相対評価):その時点での客観的な位置
  • 気づき(父の視点):データや日々の様子の中に見えた「伸び」と「課題」
  • 対策(次にやること):いま考えている作戦

数字に振り回されず、子どもの中で何が育っているかを見ていく——そんな視点で、肩肘張らずに書いていきます。


シリーズ内の前後記事


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記載内容は執筆時点(2026年5月)のものです。テストの評価基準・出題傾向は各塾・各時期で変動します。個別の指導・進路相談は、所属する塾の先生にご相談ください。