M もっちパパの記録

【中学受験ログ #3】5月の公開模試、偏差値45.2。国語が支え、算数の後半で止まった話

2026年5月31日の公開模試を振り返り。4科偏差値45.2、国語は偏差値53.5で安定。一方で算数は後半の無答、理科・社会は全国正答率の高い基礎問題の取りこぼしが課題に。育成テストと公開模試の違い、そして「偏差値を動かすのは難問ではない」というわが家の作戦を、共働きで中学受験に伴走する親目線でまとめました。


目次

このブログでは「中学受験ログ」として、中学受験を目指す小6の娘との伴走で感じたことを、思いついたときに不定期で書き残しています。第3回は、2026年5月31日に受けた「公開模試」の振り返りです。これまでの#1・#2は塾内の「育成テスト」の話でしたが、今回は意味合いの違う「公開模試」。その違いも含めて書いていきます。

その日の夜、テスト結果をタブレットの画面で見つめながら、わたしはしばらく黙ってしまいました。

次女は隣で、いつもどおりに見えました。でも、数字を目で追っていくわたしの顔を、ちらちらと気にしている。親の表情って、子どもには筒抜けなんですよね。

4科計は222点、平均は258.2点。偏差値は45.2

正直に言えば、少しだけ沈みました。6年生のこの時期に、親として焦らないと言えば嘘になります。

でも、答案と正誤を一問ずつ見ていくと、ただ悪かっただけではありませんでした。今回はその「複雑な気持ち」を、できるだけ正直に、データに照らして書き残しておきます。

まず「育成テスト」と「公開模試」は別物だと整理する

#1・#2で扱った育成テストと、今回の公開模試。同じ”塾のテスト”でも、試される意味合いがけっこう違います。ここを混同すると、数字の受け止め方を間違えます。

  • 育成テストは、直近に習った単元の定着を確かめるもの。範囲が区切られていて、復習がそのまま点になりやすい。
  • 公開模試は、母集団が広く、出題範囲もこれまで習った全範囲。だから偏差値は辛めに出ますし、付け焼き刃が効きません。「地の力」として定着していないと、容赦なく点が削られるテストです。

つまり同じ子が同じ週に受けても、育成テストでは取れて、公開模試では崩れる、ということが普通に起きます。今回の偏差値45.2も、「実力がそのまま落ちた」というより、範囲が広がったぶん、定着の甘いところが一気に表に出た、という読み方が近い。

だからこのシリーズでは今後、記事の冒頭で「これは育成テストの話か、公開模試の話か」を必ず明記していきます。読む人が数字を正しく受け止められるように。

今回の結果(4科・科目別)

科目得点平均偏差値
4科計222258.245.2
国語9081.053.5
算数4671.140.5
理科4053.742.4
社会4648.848.4

数字だけ見れば「まだ足りない」と言いたくなる結果です。でも、ここから先は「落ちた部分」だけでなく「戻ってきた部分」も並べて見ていきます。

良かったこと——国語が、また4科を支えてくれた

  • 国語が偏差値53.5。物語と詩の読み取り(全国正答率82〜87%の主題・心情の問題)をしっかり取り切りました。今回も4科のエースです。
  • 算数の大問1、計算3問は正解(全国85〜93%の計算問題)。土台の計算の正確さは保てている。
  • 理科の「中和」が戻ってきた。#2で「苦手の壁」として書いた水溶液の中和、その大問1(全国64〜90%)で正解を重ねられました。前回立てた「ここを固める」という仮説が、少しだけ当たった瞬間です。

崩れているように見えて、いちばん大事な土台(国語の読解力と、算数の計算)は揺れていない。これは親としてけっこう大きな安心材料でした。

課題——「難問が解けない」のではなく「取れる問題が、まだ揺れている」

一方で、課題ははっきりしていました。

  • 算数は後半で手が止まった。大問1〜3の前半は取れても、後半の応用で無答が増える。「解けない」というより「たどり着く前に時間切れ」。
  • 理科は基礎知識の取りこぼし。食物連鎖で「個体数がいちばん多い生物」(全国84%)、中和のBTB液の色(全国82%)、葉の色素(全国67%)など、みんなが取れている問題を落としました。
  • 社会も同じ構図。日米修好通商条約の内容(全国76%)、地理の政令指定都市・港(全国74%)。難問ではなく、正答率の高い問題での取りこぼしです。

ここがいちばん大事なところなので、はっきり書きます。今回の失点の中心は、全国の7〜8割が正解できている問題でした。

算数の問題構成を整理しておく

「後半で止まる」をもう少し具体的に見るために、算数の問題構成を整理しておきます。中学受験の算数(うちが受けている模試の場合)は、おおむねこんな並びです。

位置中身全国正答率わが家の方針
大問1計算問題高い(今回85〜93%)落とさない=土台。今回は◎
大問2一行題(小問集合・基礎〜標準)比較的高いここを確実に拾うのが伸びしろ
大問3標準レベルの大問中くらい取れるはずの問題。時間切れで無答にしない
大問4以降応用・難問低い後回しでOK。無理に手を出さない

次女の課題は「難問が解けない」ことではなく、後半の難問に気を取られて、前半〜中盤の”取れる問題”に時間が回らず無答になっていること。だから必要なのは難問対策ではなく、「易しい順に、取れる問題を時間内に取り切る」時間配分の練習です。

この記事でいちばん伝えたいこと——偏差値を動かすのは「難問」ではない

中学受験に伴走していると、つい「難しい問題が解けるように」と背伸びしたくなります。でも今回のデータが教えてくれたのは、その逆でした。

偏差値を上げる近道は、難問を増やすことではなく、「全国正答率60〜85%の、みんなが取れている問題」をゼロにすること。

たとえば今回、わが家が落とした 84%・82%・76%・74%・67% の問題。仮にこのうち半分を拾えていたら、4科の点はぐっと変わっていました。難問1問を取れるようにする労力より、「取れるはずの基礎問題」の揺れをなくす方が、はるかに費用対効果が高い

これは、次女が使っている自作の復習アプリ(→ AIで娘専用の復習アプリを作った話)の設計方針ともつながっています。難問を詰め込むのではなく、全国正答率の高い問題を、確実に・繰り返し。共働きで時間が限られているからこそ、「全部やる」ではなく「取れる問題を落とさない」に絞る。これがわが家の作戦です。

同じ小6のお子さんに伴走しているご家庭にも、もし役立つなら——模試が返ってきたら、まず「全国正答率が高いのに落とした問題」だけ付箋を貼ってみるのをおすすめします。そこがいちばん伸びしろで、いちばん戻ってきやすい。難問の付箋は、その後でいいんです。

6月、次にやること

  • 算数:難問より、まず前半の「取れる問題」を時間内に取り切る。大問1〜3を確実に拾う時間配分の練習を。
  • 理科:生物・植物・水溶液など、基礎知識の確認を短時間で回す。
  • 社会:歴史の流れと地理の基本用語を、毎日5分でいいから触れる。
  • 国語:今の安定を崩さない。読書と記述の感覚をキープ。

共働きの平日は、まとまった勉強時間なんて取れません。だから「短時間 × 取れる問題」に振り切る。6月は「背伸び」より「取れる問題を確実に取る」月にします。

まとめ

5月31日の公開模試は、正直、悔しい結果でした。偏差値45.2という数字だけ見れば、焦りもします。

でも、答案を一問ずつ見ていけば、国語は支えになり、理科の中和は戻ってきていた。完全に崩れているわけじゃない。そして何より、次に何を絞ればいいかがはっきりしました。

受験の伴走って、点数の上下に一喜一憂するためのものじゃない。子どもの中で何が育って、何がまだ揺れているかを、隣で見ていくことなんだと思います。今回もそれを教えてもらいました。


シリーズ内の前後記事


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記載内容は執筆時点(2026年5月)のものです。テストの評価基準・出題傾向は各塾・各時期で変動します。全国正答率は当該模試のデータに基づきます。個別の指導・進路相談は、所属する塾の先生にご相談ください。