M もっちパパの記録

【中学受験ログ #4】6月育成テストの振り返り——算数が伸びた春、理科は『計算力』で取りにいく

6月の育成テストで、算数が4教科いちばんの得意に伸びました。前回#2で立てた「国語・算数の力を、理科に持ち込む」という仮説の答え合わせ。理科はまだ課題だけれど、算数の計算力が理科の問題で実を結び始めた兆しと、読解力との“合わせ技”への期待を、父として正直に書き残します。


目次

このブログでは「中学受験ログ」として、中学受験を目指す小6の娘との伴走で感じたことを、思いついたときに不定期で書き残しています。今回は、6月の育成テストの結果を見ながら、前回までに立てた“ある仮説”の答え合わせをした話です。

少し前の記事(#2)で、わたしはこんな仮説を立てました。

「理科の苦手は、別の能力が足りないわけじゃない。国語と算数の力を、理科という場所で応用してあげれば、理科は動き出すんじゃないか」

そして前回(#3)の公開模試では、「全国のみんなが取れている問題を、確実に取る」という、もう一段地に足のついた課題が見えていました。

6月の育成テスト(6年・第6回)が返ってきました。今回は、この春ずっと考えてきたことの、ひとつの答え合わせの記録です。先に結論を言うと——いちばん伸びたのは、理科ではなく算数でした。 でも、それがむしろ希望だと感じています。


1. データで見る——この春、何が動いたか

このシリーズでは、点数の絶対値より「どっちに動いたか」を大事にしています。育成テストは、塾の中での相対的な位置を1〜9で示す「評価」が返ってくるので、その動きで見ていきます。

科目この春の傾向6月の育成テスト
算数じわじわ伸びてきた科目評価7。4教科でいちばんの得意に
国語安定の柱評価6。最後まで解ききって無答ゼロ
社会ふつう〜やや得意評価6(明治の歴史が中心)
理科ずっとの課題評価4。今回も苦戦

いちばん驚いたのは算数です。面積比の問題で、答えだけでなく「なぜそうなるか」の説明(記述)まで書ききっていました。 少し前まで、算数は後半に手がつかず無答が並ぶ科目でした。それが、今回は4教科でいちばんの得意になっている。育成テストは出題範囲がしぼられた“答え合わせ型”のテストなので、やってきたことが、ちゃんと身についた——それが数字に出た回でした。

国語も、最後の問題まで解ききって無答ゼロ。短歌の読み取りは全問正解。「わかる問題を、時間内に確実に取る」という、地味だけど大事な力がついてきています。

そして理科。正直に書くと、今回も評価4で、4教科のなかでいちばんの課題のまま。ただ——その理科の中に、はっきりとした希望の芽がありました。


2. 父の視点——仮説は、半分あたっていた

数字を前にして、わたしが感じたことを正直に書きます。

#2で立てた「国算の力を理科に持ち込む」という仮説。今回の結果を見て、わたしはこう思いました。方向は、合っている。でも、思っていたより時間がかかる。

希望だと感じた「ひとつの正解」

今回の理科で、娘が正解できた問題のひとつが、「鉄を燃やしたとき、結びつく酸素の重さは何グラムか」という計算問題でした。これは理科の知識というより、算数の計算そのものです。つまり、伸びてきた算数の力で、理科の点を取りにいけた。 仮説の橋が、半分かかった瞬間でした。点数は地味でも、わたしにとってはこの1問がいちばんうれしかった。

まだ「つながりきっていない」ところ

一方で、理科の後半——音の速さや、水の温まり方の計算——は、最後まで解ききれず、誤答や無答が並びました。ここがまさに、長い実験の文章を読んで条件を整理し(国語の力)、そのうえで計算する(算数の力)という、二つの力の“合わせ技”が要る問題でした。

つまり、こういうことだと思っています。

算数の力も、国語の力も、確かに育ってきている。でも、それを理科の場所で同時に使うのは、もうワンステップ先。力がないんじゃなくて、まだ二本の線がつながりきっていないだけ。

これは、悲観する話ではありません。つなぐべき二本の線が、両方ともちゃんと伸びているのだから。あとは、それが理科で出会うのを、あせらず待つ段階です。


3. 次にやること——7月に向けて

6月の結果を踏まえて、わが家が7月に向けてやることを、3つにしぼりました。

① 伸びてきた算数を、止めない

いちばんの得意になった算数を、ここで失速させたくない。次女のために作っている学習アプリ「まなびの森」の特訓モードに、今回つまずいた面積比の問題を組み直しました。得意を、もっと得意に。土台が固いほど、理科に持ち込める“貯金”が増えます。

② 理科は「計算で取れる問題」を確実に

理科をいきなり全部得意にしようとは思いません。まずは、算数の力で取れる問題(燃焼の重さ、音の速さの計算)を、確実に拾う。これも「まなびの森」の特訓に、燃焼・音・水の状態変化の問題を少量ずつ足しました。一気にやらせず、薄く長く。

③ 「最後まで解ききる」を、理科にも

国語で身についた“無答ゼロ”の集中力——あの「わかる問題を時間内に取りきる」力を、理科にも持っていく。これも立派な「国語の力の応用」だと思っています。


おわりに:いちばん伸びたのが理科じゃなくても

正直、この記事を書く前は「理科が伸びた話を書けたらいいな」と思っていました。でも、ふたを開けてみたら、伸びていたのは算数のほうだった。

それでも——いや、だからこそ、希望を感じています。理科という一点だけを見ていたら見落としていた、「算数が4教科の柱になった」という大きな前進。そして、その算数の力が、理科の1問を取りにいけたという事実。

中学受験の伴走は、狙ったところがそのまま伸びるとは限らない。でも、別の場所で育った力が、いつか狙った場所に届く。今回はそれを信じられる結果でした。

答え合わせは、まだ途中です。7月、前期の最終回でまた振り返ります。


「中学受験ログ」シリーズについて

このシリーズでは、中学受験を目指す小6の娘との伴走で感じたことを、不定期で書き残しています。毎月決まったタイミングではなく、書きたいと思ったときだけ

  • 評価(塾の相対評価):その時点での客観的な位置
  • 気づき(父の視点):データや日々の様子の中に見えた「伸び」と「課題」
  • 対策(次にやること):いま考えている作戦

数字に振り回されず、子どもの中で何が育っているかを見ていく——そんな視点で、肩肘張らずに書いていきます。


関連記事

お金まわりの記事


記載内容は執筆時点(2026年6月)のものです。テストの評価基準・出題傾向は各塾・各時期で変動します。個別の指導・進路相談は、所属する塾の先生にご相談ください。