M もっちパパの記録

中学受験の教育費で、投資との付き合い方が変わった話

中学受験の塾代や講習費が重なるなかで、わが家が教育費・長期積立・配当金をどう役割分担しているか。高配当株を始めた頃から変わった考え方を、家計の記録としてまとめます。


目次

この記事は、わが家の家計管理と投資の記録です。特定の銘柄や投資方法をおすすめするものではありません。教育費と投資の配分は、各家庭の収支、必要な時期、貯蓄の状況によって変わります。

家計簿を開き、夏期講習の引落し予定を見た夜のことです。

「教育費は、投資を続けながら本当に払っていけるんだろうか」

高配当株を始めた頃の私は、配当金を増やせば塾代の不安も少し軽くなると思っていました。でも小6になり、月謝、テスト代、講習費が重なる時期を迎えると、投資との付き合い方は少し変わりました。

今の結論はシンプルです。教育費に近いお金は現金で守る。長い時間をかけられるお金は積み立てる。配当金は、教育費の主役ではなく補助として受け取る。

この記事では、わが家の考え方がどう変わったかを記録します。

  • 教育費と投資を、同じ役割にしない理由
  • 配当金を再投資だけに回さなくなった経緯
  • 受験期に積立額を見直したとき、何を優先したか

結論:教育費は現金、長期資金は積立、配当金は補助にする

わが家では、お金を「何に使うか」よりも、「いつ使うか」で分けて考えるようになりました。

お金の役割わが家での置き方考え方
数か月〜数年以内の教育費現金引落し日が決まったお金は、値動きに左右されず払えるようにする
すぐに使う予定のない長期資金積立投資長い時間をかけて育てる
配当金教育費の補助家計を少し支えるが、配当だけを当てにしない

この順番にしてから、「投資を続けるか、教育費を優先するか」という二択で考えなくなりました。

教育費の引落しが近い月は、長期の積立額を小さくすることがあります。積立をゼロにするべき、続けるべきという話ではありません。その月の支払いに無理がない額へ、わが家なりに調整しているだけです。

高配当株を始めた頃は、「給料以外の入り口」がほしかった

高配当株を始めた理由は、教育費を投資だけでまかないたかったからではありません。

塾代や受験費用を前にすると、給料からいくつもの支出が出ていく感覚がありました。そこで、給料以外にも小さな現金の入り口があれば、家計を見る気持ちが少し楽になるのではないかと考えました。

配当金は、夕食の主菜ではなく、食卓の横にある小さな常備菜のようなものです。それだけで教育費が解決するわけではありません。でも、あると少し安心できます。

当時は、受け取った配当をできるだけ再投資して、雪だるまのように大きくしていくことを思い描いていました。その考え方自体が間違いだったとは思いません。

ただ、教育費が現実に重なる時期を迎えると、「増やすこと」だけでは家計を見られなくなりました。

小6の教育費を前に、投資との距離感が変わった

小6になると、毎月の月謝だけでなく、教材費、テスト代、夏期講習などの支払いが続きます。案内にある月謝だけを見ていると、家計の山が見えにくいこともありました。

実際にかかった1学期の塾代と、年間で見込んでいる費用は別記事にまとめています。

→ 【6年生1学期の塾代いくら?】中学受験・日能研の費用を総額公開(月13万円の内訳)

支払い時期が近いお金を、相場の状況次第で取り崩す形にはしたくありませんでした。相場が下がっているときに教育費のために売ることになれば、家計だけでなく気持ちも苦しくなりそうだったからです。

だから、教育費の主役は現金にしました。投資信託の積立は長期資金として続けつつ、教育費が重い月は無理のない額に調整する。高配当株から入る配当は、その横で支えてくれる補助と考えています。

配当金を再投資だけに回さなくなった理由

配当金を再投資すれば、長い目で見た資産形成には有利な場面があります。一方で、受け取った配当を塾代や教材費の一部に充てれば、今の家計の負担は少し軽くなります。

どちらが正しいかではなく、わが家では「今、何を優先したいか」を考えました。中学受験と私立中学の教育費が重なる今は、効率だけでなく、毎月の家計を落ち着いて見られることも大事です。

もちろん、配当だけで教育費を払うことはできません。企業の業績によって減配や無配になることもあります。だからこそ、教育費を配当ありきで組まないようにしています。

それでも、給料以外にも少し現金が入る仕組みがあると、家計簿を見る気持ちは変わりました。わが家にとって配当金は、教育費を解決する方法ではなく、不安を少しやわらげる補助です。

再投資の効率と、教育費に使う安心の間で考えたことは、こちらに詳しく書いています。

→ 配当金は再投資が正解? でもわが家は塾代に使っています【中学受験×高配当株】

銘柄を選ぶ基準は「正解」ではなく、家計を不安定にしないための確認項目

以前のこの記事には、利回りや財務指標など、銘柄を絞るための基準を並べていました。

今も確認項目は使っています。ただし、それは将来の配当を保証するものでも、買う銘柄を決める魔法の条件でもありません。わが家にとっては、利回りだけを見て家計を不安定にしないための、立ち止まるチェック項目です。

具体的な見方は、投資判断の手順として別記事に分けています。この記事では、条件の数字よりも「教育費がある家計で、投資に何を担ってほしいか」を大切にします。

→ 高配当株を利回りだけで選ばない|わが家の銘柄選びの順番

→ 高配当株、気になった1銘柄をどう調べる?Yahoo!ファイナンスとIR BANKでの確認手順

受験期に家計を見るとき、わが家が先に確認する3つのこと

投資の前に、まず家計のほうを見ます。わが家が確認しているのは、次の3つです。

  1. 次の教育費は、いつ・いくら出ていくか。 月謝だけでなく、講習費や教材費の引落し日も確認する。
  2. その支払いを、現金でまかなえるか。 配当や投資の値動きを前提にせず、引落し口座に必要なお金があるかを見る。
  3. 積立額を今月のまま続けても、家計に余裕があるか。 不安が残るなら、わが家では金額を見直す選択肢も持つ。

これは投資の手順ではなく、わが家が教育費を「突然の出費」にしないための確認です。お金の役割と支払い時期を分けて見えるようにすると、数字だけを見たときの怖さが少し減りました。

教育費を前に家計の不安を小さくする考え方は、こちらにもまとめています。

→ 中学受験と家計管理。教育費を怖がりすぎないために、わが家が決めた5つのこと

まとめ:投資は教育費の代わりではなく、家計を支える脇役にする

中学受験の教育費を前にして、わが家の投資との付き合い方は変わりました。

  • 教育費に近いお金は、現金で守る
  • 長期の積立は、家計に無理のない額で続ける
  • 配当金は、教育費の主役ではなく補助と考える
  • 支払いの時期を先に確認してから、積立額を決める

以前の私は、「もっと配当を増やせば家計が楽になる」と考えていました。今は、投資で家計を無理に支えようとしないことのほうが大切だと感じています。

将来に向けて育てるお金と、今払う教育費を混ぜない。わが家では、その線引きができてから、投資も家計も少し落ち着いて見られるようになりました。

教育費と投資をどう結びつけて考えているかは、こちらにまとめています。

→ 中学受験の教育費をどう備える?わが家の家計管理・資産運用まとめ