M もっちパパの記録

高配当株、私はこの順番で絞り込んでいます。利回りだけで選ばないための"わが家の物差し"

配当利回りの高さだけで飛びつくと、思わぬ落とし穴があります。利回りの前に自己資本比率・配当性向・営業CFを見るようにした理由と、わが家がたどり着いた絞り込みの順番を、過去の試行錯誤として正直に書きました。


目次

高配当株を少しずつ買い増していくなかで、いちばん最初にぶつかったのが「どれを選ぶか」でした。

ネットで「高配当 ランキング」と調べると、利回り6%、7%という銘柄がずらりと並びます。最初の頃の私は、正直そこに目が吸い寄せられていました。

でも、何度か痛い思いをするうちに、「利回りの数字だけで選ぶのはやめよう」と思うようになりました。今日は、わが家がどんな順番で銘柄を絞り込んでいるか、という地味な話です。

なお先にお断りしておくと、これはおすすめの方法でも、正解でもありません。あくまで「私はこう考えてきた」という一例として読んでいただけたら、と思います。


利回りの高さだけで飛びつくと、罠があった

配当利回りは「年間の配当 ÷ 株価」で計算されます。ということは、株価が下がると、利回りは自動的に上がって見えるわけです。

ここに最初の落とし穴がありました。

利回りが急に高くなっている銘柄を見つけて「お得だ」と思って近づくと、実はその裏で株価が大きく下がっていた——つまり「市場がその会社を不安視している」サインだった、ということが少なくありませんでした。

一般論として言われることですが、

  • 利益が出ていないのに無理して配当を出している
  • 一時的な特別配当で利回りが高く見えているだけ
  • 株価下落で利回りだけが膨らんでいる

こういうケースだと、あとから配当が減らされる(減配)こともあります。私自身、「高利回り」という数字だけを見て近づいて、ヒヤッとした経験が何度かありました。

それで、利回りは「入口の条件のひとつ」にすぎない、と考えを切り替えました。

なぜ私が高配当株という選択をしたのか、という大もとの話はこちらに書いています。

娘の塾代を、少しでも楽に捻出したくて。家計を見直して投資を始めた話


利回りの前に、私が見るようにした3つの数字

痛い思いをして以降、利回りそのものより先に確認するようになった項目があります。私が特に大事にしているのは、次の3つでした。

自己資本比率 — 「会社の体力」を見る

ざっくり言うと、「会社の資産のうち、借金ではなく自前のお金がどれくらいか」を表す数字です。

これが低い会社は、業績が悪くなったときに踏ん張りがきかない印象があって。配当を続ける体力という意味で、私はここを早めに確認するようにしています。

配当性向 — 「無理して配っていないか」を見る

利益のうち、どれくらいを配当に回しているかの割合です。

これが極端に高い(たとえば利益のほとんどを配当に回している)と、「ちょっと業績が落ちたら配当を維持できなくなるのでは」と心配になります。無理して配っている会社は、私はなるべく避けるようにしてきました。

営業キャッシュフロー — 「本業で現金を稼げているか」を見る

会社が本業でちゃんと現金を生み出せているか、という数字です。

利益が出ていても、現金が回っていない会社というのは案外あります。配当は最終的に「現金」で支払われるものなので、ここがプラスで安定しているかどうかは、私にとって外せない確認ポイントになりました。

この3つを先に見るようにしてから、「利回りは高いけど中身が不安」という銘柄を、入口で避けやすくなった気がしています。


全項目クリアは稀。私は「7〜8項目」で判断している

以前の記事でも一度公開しましたが、私が絞り込みに使っている項目はこんな感じです。

項目わが家の目安
配当利回り3.75%〜5.00%
PER15倍以下
PBR1.5倍以下
ROE8%以上
自己資本比率50%以上
営業利益率10%以上
配当性向50%以下
営業CF全年プラス
売上推移右肩上がり
減配歴なし

正直に言うと、この10項目を全部クリアする銘柄は、めったにありません。完璧を求めると、いつまでたっても1銘柄も買えない、ということになりがちでした。

なので私は、「10項目のうち7〜8項目をクリアしていれば検討候補に入れる」くらいの、ゆるい運用にしています。どの項目を妥協するかは、そのときの相場や自分の納得感しだいで、けっこう揺れます。

ちなみに利回りの上限を「5%くらいまで」にしているのも、先ほどの「高すぎる利回りは危険サインのことがある」という反省からです。低すぎず、高すぎず、の真ん中あたりを意識しています。

これらの数字をどこで調べているか

「自己資本比率や配当性向って、どこで見るの?」と最初は私も思っていました。多くの方が使っていて当たり前かもしれませんが、まったく知らないと意外と困るところなので、私が普段参考にしているサイトを2つだけ書いておきます。

  • Yahoo!ファイナンス — 株価や配当利回り、PER・PBRといった基本的な数字をさっと確認するのに使っています。気になる銘柄をひとまず眺めるのに便利です。
  • IR BANK — こちらは過去何年分もの業績・配当の「推移」が一覧で見られるのが気に入っています。売上が右肩上がりか、配当を減らした年(減配歴)がないか、といった「長い目で見た安定感」を確認するのに重宝しています。

どちらも無料で見られる範囲が広いので、私は「Yahoo!ファイナンスでざっと当たりをつけて、気になったらIR BANKで過去の推移をたしかめる」という順番で使うことが多いです。


これは「推奨」ではなく、私の物差しです

ここまで書いておいてなんですが、改めて強調させてください。

これは投資のおすすめでも、正解でもありません。 あくまで「私が試行錯誤の末にたどり着いた、自分用の物差し」です。

数字の基準も、何項目で妥協するかも、人によって、目的によって、まったく変わると思います。私の場合は「現在進行形の教育費を少しでも楽にしたい」という目的があるので、値上がりよりも「配当が続いてくれそうか」を重く見ているだけ、とも言えます。

同じ目的でも、別の基準にたどり着く人はいくらでもいるはずです。ここに書いた項目を「真似してください」という気持ちはまったくなくて、「こういう見方もあるんだな」くらいに受け取ってもらえたら十分です。

実際に入ってきた配当をどう管理して見ているか、という話は別記事にまとめています。

「配当金、いくら入った?」を一目で。高配当株の入金をマネーフォワードMEで見える化している話

家計・教育費・投資をどう組み合わせて考えているか、という全体像はこちらです。

【中学受験の教育費】お金を「数字」から「お守り」へ。わが家の家計管理・資産運用まとめ


おわりに

「利回りが高い順に買えばいい」——最初の私は、そう思っていました。でも何度かヒヤッとして、「数字の高さ」より「続いてくれそうか」を見るようになりました。

利回りの前に、会社の体力(自己資本比率)、無理して配っていないか(配当性向)、本業で現金を稼げているか(営業CF)。この順番で見るようになってから、夜まで気が休まらない、ということは少し減った気がします。

派手な方法ではありませんが、自分が納得して続けられる物差しを一つ持っておくと、相場が荒れたときでも慌てにくくなる。私にとっては、それがいちばんの収穫でした。


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この記事は、私自身の体験と考えをまとめたものです。特定の銘柄や投資手法をおすすめするものではありません。記載した基準はあくまで筆者個人の物差しであり、その有効性を保証するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあり、配当金の額や有無も将来にわたって保証されるものではありません。投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。