M もっちパパの記録

「買う前の3チェック」を初めて実戦で使った日。守れたルールと、見えてきた次の課題

高配当株の買い増しで、自分で決めた「買う前の3チェック」を初めて実戦投入した日の記録です。ルールは守れた一方で、買い増しのペースが速すぎたという反省も。データの罠の話も含めて、父親目線で正直に振り返ります。特定の銘柄をすすめる記事ではありません。


目次

この記事は、わが家の投資記録です。特定の銘柄をおすすめするものではありません。 投資判断は、家計の状況やリスクの取り方によって大きく変わります。あくまで「教育費を支えるために、わが家ではこんなふうに考えた」という一例として読んでもらえたらうれしいです。投資は、最後はご自身の判断と責任で。

自分で決めたルールを、初めて実戦で使ってみた

少し前に、高配当株を買い増したあとに見直したい3つのことという記事を書きました。気分で買ってしまった反省から、わが家なりの「買う前の3チェック」を決めた話です。

  1. すでに多い金融系の分野を、これ以上増やしすぎない
  2. 不動産・住宅系は「利回りだけ」で足さない
  3. 銘柄を見る前に、まずセクター比率表を見る

今回は、そのルールを初めて実戦で使った日の記録です。

結論から言うと、ルール自体は守れました。でも、ルールを守っていても見えていなかった課題が、ひとつ出てきました。今日はその両方を、正直に書いておきます。

今回の買い増し:6銘柄・合計約13.2万円

今回買い増したのは6銘柄、合計132,447円でした。新しい銘柄は増やさず、すでに持っている約80銘柄の中から少しずつ買い足す形です。分野ごとの内訳はこんな感じでした。

  • 製造・素材:2銘柄で約4.5万円
  • サービス:2銘柄で約4.2万円
  • 物流:1銘柄で約2.4万円
  • 不動産・住宅:1銘柄で約2.1万円

3チェックに照らすと、こうなります。

  • ①金融を増やしすぎない → 今回は金融ゼロ。合格。
  • ②不動産・住宅は利回りだけで足さない → 少額にとどめました。
  • ③買う前にセクター比率表を見る → 比率の薄かったサービスと物流に、今回の約5割を配分。

以前の記事で「午後になると気分で買ってしまう」と書いた自分からすると、銘柄ではなく「薄い分野」から入れたのは、小さいけれど確かな進歩でした。先に比率表を見ると、「好きな会社だから」より「全体のここが薄いから」が先に来る。順番を変えるだけで、買い方がだいぶ落ち着きます。

途中で気づいた「データの罠」:株式分割と古い配当データ

今回の買い増しで、ひとつヒヤッとした話があります。

わが家では、配当データのサイトから取り込んだ数字をもとに、自前の集計シートでポートフォリオを管理しています。その中に、一株あたり配当が75円、見かけの利回りが約6.9%と表示されている会社がありました。数字だけ見ると、かなり魅力的に見えます。

でもこの会社、今年の1月に株式分割(1株→2株)をしていました。分割をすると株数が2倍になる代わりに、一株あたりの配当は半分くらいになります。最新の決算短信を確認すると、今期の配当予想は年48円。つまり実際の利回りは約4.4%で、シートの6.9%は分割前の古い数字のままだったのです。

幸い、この会社の分割のことは把握していたので、買い増し自体は「利回り4.4%のサービス系の会社」として判断しました。騙されたのは私ではなく、わが家の集計シートのほうだった、という話です。

ただ、これがもし把握していない銘柄だったら、「利回り7%近い掘り出し物だ」と飛びついていたかもしれません。教訓として残しておきます。

  • 自動で集計した数字や、サイトの一株配当は、株式分割が反映されていないことがある
  • 利回りが不自然に高く見える銘柄は、まず株式分割を疑う
  • 最後は会社の決算短信で、最新の配当予想を確認する

便利なツールに数字を任せるほど、「数字の鮮度」を確かめる一手間が大事になる。家計簿アプリでも同じことを感じてきましたが、投資のデータでも同じでした。

現在地:想定配当が「手取りで月1万円ペース」に届いた

今回の買い増し後のわが家のポートフォリオは、こんな状態です(2026年6月11日時点)。

  • 評価額:約399万円(約80銘柄)
  • 含み益:約+49万円
  • 想定年間配当:税引前 約15.2万円/手取り 約12.1万円
  • 評価額ベースの利回り:税引前 約3.80%

手取りの想定配当が年12万円を超えて、「月1万円ペース」に届きました。

月1万円。金額だけ見れば、塾代ひと月分にも足りません。でも、給料とは別に、毎月1万円ぶんの支えが家計に流れ込んでくる状態を、ゼロからコツコツ作ってきた。その実感は、数字以上に大きいです。教育費の引き落としにため息をつく回数が、ほんの少しだけ減りました。

……と、ここまでなら「ルールも守れて、配当も育って、めでたしめでたし」なのですが。今日の本題は、ここからの反省です。

反省:ルールは守れたのに、ペースが速すぎた

正直に書きます。6月に入ってからの約1週間で、買い増しの累計は約96万円になっていました。

原資は、積み立ててきた全世界株のインデックス投信を解約したお金の一部です。解約したお金の大半は、子どもの学費やこの先数年で使う予定の中期資金としてストックすることに決めていて、高配当株に回すのはあくまでその一部だけ。インデックスの土台の一部を、配当という形の支えに乗せ換えている途中です。

問題は、ペースです。

ここ最近、買った銘柄の利回りが比較的良かったこともあって、買うたびに「うまくいっている」感覚がありました。セクター比率も見ている。ルールも守っている。だから大丈夫——そう思っているうちに、気づけば1週間で約96万円。少し調子に乗っていたかもしれません。もう少し冷静にならなくちゃ、と思いました。

振り返ってみると、私の「買う前の3チェック」は、どこに買うか(偏りの防止)のルールでした。でも、どのくらいの速さで買うか(時間の分散)のルールは、決めていなかったのです。

一度にまとめて買うと、たまたまその時期の株価が高かった場合に、まるごと高値づかみになります。せっかく銘柄や分野を分散しても、買う時期が固まっていたら、分散の効果は半分です。これは頭では分かっていたのに、「今日も良い利回りで買えた」という気持ちよさの前では、あっさり後回しになっていました。

次に向けて:「時間の分散」のルールを足す

というわけで、わが家の買い増しルールに、4つめのチェックを足すことにしました。

④残りの資金を、何ヶ月かけて入れるかの目安を先に決める。

今、高配当株に回せると決めている残りの枠は約50万円です。今月すでに約96万円を買ったあとでこの残額を眺めると、「先に枠とペースを決めてから買い始めるべきだった」というのが正直なところ。残りの約50万円は、月の上限を決めて何回かに分けて入れるつもりです。大事なのは「その月の上限を先に決めておく」ことだと思っています。

上限が決まっていれば、「利回りが良いからもう少し」という日があっても、月の枠の中に収まります。逆に上限がないと、調子の良い月ほど買いすぎる。今回それを、身をもって確認しました。

ルールを作っても、運用してみると穴が見つかる。その穴をまたルールにする。仕事の手順書づくりと同じで、投資のマイルールも、一度で完成するものではないようです。

まとめ:守れたルールと、足りなかったルール

今回の買い増しを振り返ると、こうなります。

  • 守れたこと:金融を増やさない・不動産は少額・薄い分野から買う。「3チェック」は初の実戦で機能した
  • ヒヤッとしたこと:株式分割が反映されていない古い配当データ。利回りが高く見えすぎる銘柄は、決算短信で確認
  • 足りなかったこと:買うペースのルール。1週間で約96万円は速すぎた。「何ヶ月かけて入れるか」の目安を先に決める

想定配当が手取りで月1万円ペースに届いたのは、素直にうれしい節目です。でも、うまくいっているときほど、足元のルールの穴は見えにくくなる。今回はそれを、高い授業料を払う前に気づけたのが収穫でした。

完璧に買うことより、あとから振り返れること。そして、次に少しだけ良くすること。今回もまた、記録して、見直して、ルールをひとつ足しました。わが家の配当金づくりは、そんなふうに続いていきます。


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記載内容は執筆時点(2026年6月)のものです。特定の銘柄の売買を推奨するものではなく、将来の利益や配当を保証するものでもありません。投資にはリスクがあり、最終的な判断はご自身の責任でお願いします。