M もっちパパの記録

【中学受験ログ #6】6年生の公開模試、算数は急上昇。でも総合の偏差値は少し下がった話

6月の公開模試、6年生の次女は算数が46点から70点へ大きく伸び、偏差値も40.5から47.9に。でも4科の総合偏差値は少し下がりました。良いことばかりじゃない一日を、点数の上下ではなく“変化”で見た父の記録です。


目次

このブログでは「中学受験ログ」として、中学受験を目指す小6の次女との伴走で感じたことを、不定期で書き残しています。今回は、6月の公開模試を「良かった・悪かった」で切らず、教科ごとの“変化”で見直した記録です。

「算数がぐっと伸びた。でも、総合の偏差値は下がっている」

成績表を見た夜、わたしの頭の中はこの二つが同時にぐるぐるしていました。喜んでいいのか、落ち込むべきなのか、自分でもよくわからない。そんな夜でした。

6月28日の公開模試。次女にとっては、6年生になってからの大事な一回です。答案を開いて、まず目に飛び込んできたのは算数の伸びでした。けれど、4科の総合に目を移すと、偏差値は前回より少し下がっていたんです。

この記事では、良いところと、そうでないところの両方を、できるだけ正直に書きます。お伝えしたいのは、点数や偏差値は上下するけれど、見るべきは「その回の良し悪し」ではなく「子どもの中で何が変わったか」だ、ということ。伸びた日も、下がった日も、同じ目線で見たい。同じように一喜一憂しそうな夜の、ちょっとした視点の置きどころとして読んでもらえたらうれしいです。

6月28日の公開模試、全体像

先に結論を書きます。算数は大きく伸びました。でも4科の総合は、前回より少し下がりました。

数字で並べると、こうなります。

教科今回(6/28)の偏差値
算数47.9
国語46.2
理科39.5
社会36.3
4科 総合41.5

そして、前回(5月31日)の公開模試では、4科の総合偏差値は45.2でした。つまり今回は、45.2から41.5へ。総合で見ると、はっきり下がっています。

正直に言うと、ここだけ見れば落ち込みます。けれど、教科ごとに紐解いてみると、見え方は変わってきました。

算数が「計算満点」で、偏差値が戻ってきた

今回いちばん明るかったのは、算数です。

5月の46点から、6月は70点へ

公開模試どうしで、算数の数字を並べてみます。

時期算数の得点算数の偏差値
5月31日46点40.5
6月28日70点47.9

得点で24点、偏差値で7ポイント以上。算数だけを取り出すと、はっきり前に進んでいました。4教科のなかで、いちばん平均点に近づいたのも算数です。

少し前の回では、算数の後半が無答だらけになり、いちばんの課題でした。その算数が、今回は土台のところで踏ん張ってくれた。これは素直にうれしい変化でした。

伸びを支えたのは「土台の計算」だった

伸びの中身を見ると、特別な難問を解いたわけではありませんでした。支えていたのは、いちばん土台の計算です。

大問の最初にある計算問題を、最初から最後まで全問正解していました。小数、分数、四則の混ざった計算、速さの単位。どれも、いわゆる「みんなが取れる」基本の計算です。

この連載では、ここしばらく「算数の計算力を育てたい」と書いてきました。難しい問題に手を伸ばす前に、まず取れる計算を確実に取る。その地道な積み重ねが、今回の数字に出てくれた気がしています。

前回の振り返りは、こちらに書きました。

→ 【中学受験ログ #5】国語が支えた6月育成テスト。理科の光で止まった日

算数が後半で止まっていた回のことは、こちらにまとめています。今回との対比として読んでもらえると、変化が伝わると思います。

→ 【中学受験ログ #3】5月の公開模試、偏差値45.2。国語が支え、算数の後半で止まった話

公開模試は範囲が広い——点数の見え方に気をつける

ここで、自分にも言い聞かせていることがあります。

それは、公開模試の「総合が下がった」を、そのまま「実力が下がった」と考えないことです。

公開模試は、毎月の育成テストよりも出題の範囲がぐっと広くなります。範囲が広いぶん、その回でたまたま手薄な単元に当たると、点数も偏差値も動きやすい。だから一回の総合の上下だけで、子どもの伸びを判断しすぎないようにしています。

偏差値は、その回のテストの中で「自分がどのあたりにいるか」を測るものさしです。受ける人の顔ぶれや出題範囲が変われば、同じ実力でも数字は揺れます。便利な目安だけれど、絶対の評価ではない。そう受け止めるようにしています。

もちろん、下がった事実から目をそらすつもりはありません。総合が下がったのは本当のことです。ただ、算数が伸びたことも同じくらい本当のこと。どちらか片方だけを切り取って、安心したり落ち込んだりしないようにしたい。それが今回の正直な気持ちです。

まだ残る課題は「後半の無答」と「取れる基礎」

良い変化と一緒に、課題もはっきり見えました。算数が伸びた回でも、ちゃんと宿題は残っています。

算数の後半に、手が回らなかった

算数は土台の計算で稼げた一方で、後半は無答(答えを書けずに空欄になること)が目立ちました。場合の数のような、少し考える時間がいる問題まで手が回らなかったんです。

これは、この連載でずっと言ってきた課題と同じです。取れる前半を、最後まで確実に書ききる。 難しい問題に時間を吸い取られて、本来取れるはずの問題を落とすのは、いちばんもったいない。

だから次も、作戦はシンプルです。やさしい問題から先に解く。難しい問題は印をつけて後回し。解けるか解けないかを、早めに見極める。テスト中の時間の使い方を、もう少し練習していきます。

社会・理科で「みんなが取れる基礎」を落とした

社会と理科では、難問でつまずいたというより、取れるはずの基礎をいくつか落としていました。

たとえば理科では、温室効果や緑のカーテン、猛暑日といった、身近で全国の正答率も高めの問題。社会では、戦後の歴史の流れや、歴代の総理大臣のあたり。どれも「知っていれば取れた」もので、見た瞬間に「ああ、ここか」とため息が出ました。

ただ、悪いことばかりでもありませんでした。社会では日本の主な島の名前を満点で答えていたし、理科では金属の基礎をしっかり取ったうえで、全国の正答率がぐっと低い難しい問題にも一つ食らいついていました。地図の基礎や、取りにいく姿勢は育っている。そう受け止めています。

わが家の方針は、ずっと変わりません。難しい問題を無理に取りにいくより、全国の正答率が高い「みんなが取れる問題」を、まず確実に取れるようにすること。今回の社会・理科の取りこぼしは、まさにそこの伸びしろでした。

次にやること——伸びた計算力を、落とさない力に変える

次にやりたいのは、算数の難問を一気に増やすことではありません。伸びてきた計算力を、これ以上取りこぼさない力に変えていくことです。

具体的には、こんな順番で考えています。

  1. まず、計算で確実に取れる問題を取りきる
  2. 次に、文章題で、必要な条件を読み取れば解ける問題に広げる
  3. そのあとで、考える時間のいる難しい問題に挑む

一気に難しいところへ飛ばないのがコツだと思っています。難しい問題は、後回しでいい。

学習アプリ「まなびの森」でも、今回の結果に合わせて、社会の戦後の歴史と、理科の身近な基礎を、段階的に復習できるようにしました。点数で叱るためではなく、取れるはずだった基礎を一つずつ自分のものにするための練習です。

数字に揺れそうな自分のメンタルの整え方は、以前こちらに書きました。総合が下がった今回も、同じところで踏ん張っています。

→ 偏差値が乱高下する6年生の春、親が崩れずに済んだ3つの習慣

まとめ:上がった日も下がった日も、見るのは「変化」

6月28日の公開模試は、算数が46点から70点へ大きく伸び、偏差値も40.5から47.9に上がった一方で、4科の総合偏差値は45.2から41.5へ少し下がった一日でした。

良いことも、そうでないことも、どちらもありました。

でも、これを「算数は良かった、総合は悪かった」で終わらせたくありません。算数の土台が固まってきたのは確かな前進だし、社会・理科で取れる基礎を落としたのは、次にやるべきことを教えてくれている。総合の上下は、範囲の広い公開模試では起こりうること。そう並べてみると、今回の結果は、ただの一喜一憂ではなくなります。

点数も偏差値も、上がる日があれば下がる日もあります。親にできるのは、その一回の数字に振り回されるより、子どものなかで育ちつつある力を見つけて、そこに伴走することだと思っています。

中学受験は、お金も時間もかかります。総合が下がった夜にも家庭の空気を守れたのは、教育費の見通しを少しずつ立ててきたからでした。その話は、こちらにまとめています。

→ 中学受験の教育費が不安な夜、配当金が「正解」ではなく支えになった話

数字の上下に揺れすぎず、子どもの「変化」を見つけて、そこに伴走していく。6月の結果も、次につながる材料にしていきます。


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記載内容は執筆時点(2026年6月)の、わが家の一例です。テストの評価基準・出題傾向は塾や時期によって変わります。個別の学習相談は、所属する塾の先生にご相談ください。