M もっちパパの記録

【中学受験ログ #5】国語が支えた6月育成テスト。理科の光で止まった日

6月の育成テスト、理科の「光」で時間切れになった次女。でも4科では前進しました。国語がエースに育ち、算数の計算力が理科でも活きた一日を、点数で切らず“力のつながり”で見た父の記録です。


目次

このブログでは「中学受験ログ」として、中学受験を目指す小6の次女との伴走で感じたことを、不定期で書き残しています。今回は、6月の育成テストを「点数の良し悪し」ではなく、教科をまたいだ“力のつながり”で見直した記録です。

「理科だけ、どうしても伸びない」

そう感じて焦っている親御さんは、たぶん少なくないと思います。わが家も、まさにそこにいます。

6月14日の育成テスト。答案を見た夜、わたしの目はまっさきに理科の点数へ吸い寄せられました。後半がごっそり空欄で、いちばん低い評価。正直、ため息が出ました。

でも、少し時間を置いて4教科ぜんぶを並べてみると、景色が変わりました。テスト全体としては、はっきり前進していたんです。

この記事では、理科でつまずいた一方で、なぜ全体が前に進んだのかを父親目線で振り返ります。読んでいただきたいのは、点数で一喜一憂する前に、教科をまたいだ「力のつながり」で子どもを見ると、次にやることが見えてくるということ。落ち込みそうな夜の、ちょっとした視点の変え方として読んでもらえたらうれしいです。

6月14日の育成テスト、全体像

先に結論を書きます。理科は重かった。でも4科では、はっきり前進しました。

答案を見た最初の本音は、やっぱり「理科がきびしいな」でした。後半が空欄だらけで、4教科のなかでいちばん低い評価。ここだけ見ると、落ち込みます。

ところが4科の合計順位は、これまででいちばん上がっていました。受験者は6千人を超える規模で、その中で順位を押し上げられたのは、わが家にとって大きな一歩です。

理科が止まったのに、なぜ全体は前に進んだのか。答えは、ほかの教科が支えてくれたからでした。

国語が4教科のエースに

今回いちばん明るかったのは、国語です。4教科のなかで、堂々のトップになりました。

少し前まで、国語は「最後まで解ききれるか」が課題でした。長い文章に時間を取られ、後半が手薄になる。そんな回もありました。

でも今回は、物語文の読み取りをほぼ取りきり、漢字も安定。最後まで集中を切らさずに走り抜けていました。

この「読む力」は、国語だけの話ではありません。

中学受験の理科は、実験文という長い文章を読むところから始まります。何を調べた実験なのか。条件は何が違うのか。結果から何が言えるのか。ここを読み取る力は、国語で育ってきた力と地続きです。

だから国語がエースになったことは、理科にとっても悪いニュースではない。まだ点には直結していないけれど、根っこは育っている。そう受け止めています。

「理科の光」で時間切れになった

では、理科では何が起きたのか。今回の単元は「光」でした。

止まったのは、知識がまるごと足りないから、ではありませんでした。問題はこういう流れです。

  • 長い実験文を読む
  • 何を比べているのかをつかむ
  • 必要な数字を拾う
  • 式にして、答えまで持っていく

この「読む→整理する→計算する」を、限られた時間のなかで何問も重ねきれなかった。後半はそこで時間が足りず、空欄が増えてしまいました。

そして、もったいなかったのが取れるはずの基礎を落としたこと。光源を近づけたときの明るさ、鏡で反射する位置、光がまっすぐ進むことで起こる現象。どれも、みんなが取れている基本問題です。

力がないのではなく、「前半の取れる問題を、確実に最後まで書ききる」が、まだできていない。

ここが今回の理科の正体だと、わたしは見ています。

算数の計算力は、理科の計算問題で活きていた

ここで、前回の答え合わせをさせてください。

【中学受験ログ #4】で、わたしは「理科は計算力で取りにいく」という仮説を書きました。読む力と算数の計算力を、理科に持ち込めないか、という話です。

今回、その兆しが、はっきり見えました。

「光」の単元のなかに、明るさを面積の比で考える問題がありました。光が広がるほど明るさは弱まる、という関係を比でとらえて、計算で答えを出すタイプです。

ここを、計算もふくめてしっかり取りきっていました。

理科の中でいちばん苦戦した単元の、しかも計算が必要な問題で食らいつけた。これは、算数で育ってきた相似や比の力が、教科の壁を越えて理科に届き始めたサインだと思います。

理科全体の結果だけ見れば、課題は残っています。でも、算数の線が理科のほうへ伸びていることは、確かな前向きの材料です。

親が焦ると、つながる前に切ってしまう

ここで、わたし自身が気をつけたいことがあります。

それは、「理科が悪いから理科だけやろう」と決めつけすぎないことです。

もちろん、取れる基礎を落としたなら、そこは戻ります。でも理科だけを切り離して見ると、せっかく伸びてきた国語や算数とのつながりを、見落としてしまう気がするんです。

今回の理科は、知識を覚えれば終わる問題ばかりではありませんでした。読む力、整理する力、計算する力、時間内に判断する力。いくつもの力が重なって、ようやく解ける問題でした。

だから親のほうも、「教科別の点数」だけでなく、「どの力が、どこまで育っているか」で見たい。

とはいえ、結果を見た瞬間はやっぱり落ち込みます。その焦りとどう付き合うかは、以前 中学受験の親メンタルについての記事 にも書きました。同じところでまた立ち止まりそうな自分に、今回もブレーキをかけています。

次にやること——教科をつなぐ小さな橋をかける

次にやりたいのは、理科を大量に詰め込むことではありません。教科をつなぐ、小さな橋をかけることです。

具体的には、こんな段階に分けます。

  1. 実験文を読む
  2. 比べている条件に丸をつける
  3. 必要な数字だけを抜き出す
  4. 算数の式にする

いきなり解かず、この橋を一段ずつ渡る練習を入れたいと思っています。

学習アプリ「まなびの森」でも、今回の結果に合わせて、理科の「光」と算数の「比」を、段階的に復習できるようにしました。まずは計算で取れる理科、次に文章を整理すれば取れる理科、そのあとで難しい実験問題。一気にやりすぎないのがコツだと思っています。

まとめ:伸びた教科と止まった教科は、別々じゃない

6月14日の育成テストは、国語がエースに育ち、算数の計算力が理科でも活き始めた一方で、理科の「光」で時間切れになった一日でした。

でも、これを「国語は良かった、理科は悪かった」で終わらせたくありません。

国語の読む力は、理科の実験文を読む力につながる。算数の計算力は、理科の計算問題に届き始めている。理科で止まったのは、その二つを同時に使う練習がまだ必要だと教えてくれている。

そう見ると、今回の結果は、ただの一喜一憂ではなくなります。

力は、別々に伸びているように見えて、あとからつながる。親にできるのは、そのつながりを信じて、焦って切らないこと。そして、次に渡る小さな橋をかけてあげることだと思っています。

中学受験は、お金も時間もかかります(わが家の教育費の話はこちら)。だからこそ、点数の上下に振り回されるより、子どものなかで育ちつつある力を見つけて、そこに伴走していきたい。6月の結果も、次につながる材料にしていきます。


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記載内容は執筆時点(2026年6月)の、わが家の一例です。テストの評価基準・出題傾向は塾や時期によって変わります。個別の学習相談は、所属する塾の先生にご相談ください。