中学受験の過去問コピーにA3複合機を選んだ話|エプソンとブラザーを比べて決めた1台
中学受験の過去問・塾プリント用に、当初はA4プリンターと外部コピーで乗り切るつもりでした。妻と話し合い、受験終盤の準備やコンビニ印刷の気苦労を考えてA3複合機を選んだ理由と、エプソン・ブラザーの比較をまとめます。
目次
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過去問の季節が近づくと、問題そのものより先に気になったことがありました。
「これ、毎回コンビニで並んでコピーするのか」。分厚い本を抱え、子どもの予定に合わせて必要なページをコンビニで印刷する。想像しただけで、少し気が重くなりました。
結論から言うと、わが家はA3対応の複合機としてブラザー MFC-J7300CDWを選びました。決め手は、A4とB4(もしくはA3)を入れ替えずに使える2段トレイと、両面原稿を一度に読み取れる機能です。
ただし、最初からA3が必要だと思っていたわけではありません。A4プリンターを中心に、必要な時だけ外でコピーする案も真剣に考えました。
妻と相談して、長女の受験終盤の過去問準備の時に、印刷渋滞のプレッシャーを避けるため、朝早く人けがないうちにコンビニで印刷していた経験を聞き、少しでもその気苦労を減らしたいと思うようになりました。この記事では、A4案を見送った理由と、エプソン・ブラザーをどう比べたかを書きます。
最初は「A4プリンター+外部コピー」で十分だと思っていた
普段の家庭学習で多いのは、A4の塾プリントや解き直し用のコピーです。必要な1ページだけを出すなら、A4プリンターがあればかなり回せる。A3は、過去問の解答用紙など本番に近い形が必要なときだけ、外のコピー機を使えばよいと考えていました。
この考え方には、今でも良さがあります。A3複合機は大きく、置き場所も本体代も必要です。印刷する量がまだ少ない時期や、家のスペースに余裕がない家庭なら、A4を中心に始める選択は十分現実的だと思います。
| 選び方 | 合いやすい場面 |
|---|---|
| A4プリンター+外部コピー | 日々の解き直しが中心で、A3/B4が必要な回数は少ない |
| A3複合機を自宅に置く | 過去問を繰り返し使い、準備のための外出を減らしたい |
妻と話して、受験終盤の「気苦労」を減らす方を選んだ
考えが変わったのは、6年後期の過去問演習を具体的に想像したときです。必要なタイミングは、きっと休日の昼間だけではありません。
朝早めのコンビニで印刷する。コピー機を長く使うことに周りを気にする。必要なページが増えたとき、また出かける。こうした一つひとつは小さくても、受験終盤には気持ちの負担になりそうでした。
長女の受験のとき、妻はこうした準備にかなり苦労したと聞いていました。必要な紙をそろえるために外で印刷する手間は、一回だけなら何とかなっても、受験が近づくほど重なっていきます。
だから今回の次女の受験では、「家で準備を完結できる安心」を優先することにしました。子どもにとっては問題を解く時間が大切で、親はその前の段取りで消耗しすぎない。そのためのA3複合機です。
中学受験でA3複合機が気になった理由
中学受験のプリントは、いつものA4だけでは終わりません。過去問やテストでは、元のサイズで見せたい場面があります。
必要なときに家でコピーできれば、塾帰りの夜に「明日の分が足りない」と慌てずに済みます。A3複合機は、勉強を教える道具というより、親が共働きで忙しい中で続けやすい環境を整える道具だと感じました。
最初に決めたのは「2段トレイは必要か」でした
最初に迷ったのは、機種名より用紙の置き方です。
上段にA4、下段にA3またはB4を入れておける2段トレイなら、塾の通常プリントと過去問のたびに用紙を入れ替えなくて済みます。小さな手間ですが、忙しい平日の夜には意外と効きます。
| 使う紙 | わが家で想定した用途 |
|---|---|
| A4 | 塾のプリント、家庭学習用の問題 |
| A3またはB4 | 過去問、テストのコピー |
「プリンターの前で紙を替える」時間を減らせるか。この視点で、2段トレイの機種に絞りました。
エプソン PX-M6011Fとブラザー MFC-J7300CDWを比べた
候補に残ったのは、エプソン PX-M6011Fとブラザー MFC-J7300CDWです。どちらもA3対応で、前面の2段カセットに普通紙を入れて使えます。
| 比較した点 | エプソン PX-M6011F | ブラザー MFC-J7300CDW |
|---|---|---|
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 515×450×350mm | 566×476×375mm |
| 前面カセット | 2段 | 2段(各250枚) |
| 両面原稿の読み取り | 原稿を反転させて読み取る方式 | 両面同時スキャン対応 |
| 強みと感じた点 | 小さめで置きやすい。メンテナンスボックスを前面から交換できる | A4カラー・モノクロ約28ipm。両面原稿を1回の走行で読み取れる |
仕様は変更される可能性があるため、購入前には必ずメーカー公式の最新情報を確認してください。
省スペースを優先するなら、エプソンは魅力的だった
エプソン PX-M6011Fは、ブラザー MFC-J7300CDWよりひと回り小さめです。設置場所が限られるわが家では、かなり最後まで迷いました。
さらに、メンテナンスボックスを前面から自分で交換できる点も安心材料です。本体を動かさずに対応できるので、壁際に置く場合にも助かりそうでした。
一方で、背面の手差し給紙を使うときは、どちらの機種でも後ろにスペースが必要です。前面カセットにA4とB4(もしくはA3)を入れて運用するなら、背面を日常的に使わずに済みます。
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両面の過去問を大量に扱うなら、ブラザーが合った
ブラザー MFC-J7300CDWの決め手は、ADF(原稿をまとめて読み込む機能)の両面同時スキャンでした。
これは、両面の原稿を一度通すだけで表と裏を読み取る機能です。たとえるなら、両面を一度に見てくれる自動めくり係のようなもの。過去問を何枚もコピーするとき、原稿を裏返し続ける時間を減らせます。
ADFは最大50枚に対応し、A4のカラー・モノクロ印刷速度はともに約28ipmと案内されています。印刷の速さそのものより、夜に必要な分をまとめて準備しやすいことが、わが家には大きく見えました。
途中で迷った2機種と、最終的な判断
最初は、価格を抑えたブラザー MFC-J7210CDWも候補でした。ただ、過去問のような両面原稿を扱う場面を考えると、両面同時スキャンに対応するMFC-J7300CDWを見直すことにしました。
旧モデルのMFC-J6983CDWも、初期費用やランニングコストの面で調べました。しかし、わが家が確認した範囲では中古品が中心でした。受験期の大量印刷を考えると、処理速度と耐久性を優先して新品のMFC-J7300CDWに決めました。
Amazonや楽天も確認しましたが、最終的には価格比較サイトで見つけた販売店から購入しました。買う場所を先に決めるより、欲しい機能を決めてから複数の販売先を比べる方が、わが家には納得感がありました。
わが家の結論:プリンター選びは「親が何回手を動かすか」で決める
今回の比較で、A3複合機はスペック表の数字だけでは決めにくいと感じました。
- 設置場所を少しでも小さくしたい、メンテナンスを自分で済ませたい → エプソン PX-M6011F
- 両面原稿をまとめて読み取り、過去問準備の手数を減らしたい → ブラザー MFC-J7300CDW
わが家は後者を選びました。受験の主役は子どもですが、親が毎晩の準備で消耗しすぎないことも、長い伴走を続けるためには大切だと思ったからです。
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次女の受験だけでなく、長女のこれからの大学受験などでも使う場面があるかもしれません。今だけを乗り切るための道具ではなく、家族の学びを長く支える一台として使っていくつもりです。
親が直接教えるのではなく、続けやすい形を整えるという考え方は、こちらの記事にも書いています。
→ 親が教えると、なぜか喧嘩になる。わが家が”直接教えない”を選んだ中学受験
実際に届いて設置してみた
注文から数日後、ブラザー MFC-J7300CDWが届きました。段ボールが廊下を占領するほどの大きさで、開けた瞬間「思っていたより大きい…」と妻も驚いていました。


置き場所は、事前にチェスト(複合機を載せる台)の天板の大きさを測っていたおかげで、迷わず決まりました。本体の底面はメジャーで測ると奥行き43cmほど。上部は斜めに広がる形ですが、底面自体は天板にほぼぴったり収まりました。



ただし、背面はほぼ壁ぎりぎりの設置になりました。背面の給紙トレイは使いにくい位置なので、わが家では前面のカセットを入れ替えて運用する方針に決めました。これは妻ともあらかじめ話し合って、意識をそろえています。

使わない背面まわりはホコリが溜まりやすそうだったので、布をかけることにしました。給紙トレイも念のため青いテープで塞ぎ、誤って開けないようにしています。


B4、A3用紙を使うときは、下段のトレイを引き伸ばして対応します。わが家はB4を入れたままにするため、下段トレイが出っ張り、置き場所の圧迫感がそれなりにあります。


実際にB4用紙をセットしてみた
下段トレイを実際に引き延ばす手順も、写真で残しておきます。
まずトレイを引き出すと、用紙サイズの目安と、切り替え用の緑のレバーが見えます。

トレイの奥には、緑のレバーでA4とA3を切り替える説明シールが貼ってあります。レバーを押しながらスライドすると、トレイの長さが変わります。

レバーを操作すると、トレイの奥行きがひと回り伸びます。全体を引き出すと、このくらいの大きさになります。

用紙止め(ガイド)は、A3・B4・LGL・Folioの目盛りに合わせてスライドします。今回はB4の位置に、きっちり合わせました。

肝心のB4用紙は、イオンのネットスーパー(TOPVALU)で購入しました。近所ではB4を扱う店が意外と少なく、重い紙束を運ばずに済んだのは助かりました。

実際に購入したのはこちらの商品です。参考までにリンクを載せておきます。
用紙をトレイに収め、ずれていないか確認します。

最後に、トレイの上部カバーを取り付けて完了です。

トレイを押し込んでセットすると、背面から測って出っ張りは57cmほどになりました。設置場所を決めるときは、この奥行きも忘れずに確認しておくと安心です。

A3の過去問はB4に縮小コピーする運用にした
結論として、わが家は上段にA4、下段にB4だけを常備する運用にしました。A3用紙そのものは買っていません。
理由は単純です。過去問の原本はA3サイズもありますが、実際にコピーして子どもに解かせるなら、A3をそのままの大きさで使う場面より、B4に縮小して使う場面のほうが多いと考えたからです。ノートやファイルに綴じるときも、B4のほうが扱いやすいという事情もあります。

そこで、A3の原稿をB4に自動で縮小コピーする設定を、ホーム画面のショートカットに登録しました。「A3toB4Copy」を1回タップするだけで、毎回同じ設定を選び直さずに済みます。

設定の中身は、原稿サイズをA3、縮小をA3⇒B4(ついでにA4⇒B5も)、給紙トレイを下段のB4に固定しています。

平日の夜にコピーするたびに用紙サイズや倍率を選び直すのは、地味に手間でした。ショートカット化してからは、原稿を置いてタップするだけになり、準備の手数がひとつ減りました。
スキャナ部分(ADF)も開けて確認しました。両面原稿をまとめて読み取れる機能は、実際に過去問をコピーする場面で頼りになりそうです。

「背面を使わない」「使わない部分は布でカバーする」という工夫は、届く前には想像していなかった発見でした。設置段階から親が消耗しすぎない工夫を積み重ねられたのは、良いスタートだったと思います。
実際に使い始めてから、いちばん手間が減ったのはスキャンの設定でした。両面読み取りと白紙除去を基本にし、Google Driveへ直接保存する流れを、別の記事にまとめています。
→ 中学受験の過去問をスキャンして共有|ブラザーMFC-J7300CDWの設定方法
なお、道具をそろえたからといって過去問を早く始めるわけではありません。いつから取りかかるかについては、長女のときの経験をふまえて別の記事に書いています。
→ 中学受験の過去問はいつから?長女の経験から、次女で急がない理由
本記事はわが家の検討・購入時点での記録です。製品の仕様、価格、在庫、対応用紙は変わる可能性があります。購入前には各メーカーと販売店の最新情報をご確認ください。
過去問コピー用にエプソンとブラザーを比べて選んだA3複合機の話も含めて、中学受験の費用や道具選びについてはこちらにまとめています。

