地理が苦手な長女のために、パパがAIで専用学習アプリを作った話
テストの答案を見て、長女専用の復習アプリ「探求の翼」をAIと一緒に作りました。スマホ撮影のちょっとした苦労や、使いやすさを工夫した過程、そして「作った後」のリアルな記録です。
目次
答案の間違いを、そのまま次の復習につなげられたらと思いました。わが家はAIと一緒に、長女専用の学習アプリ「探求の翼」を作りました。
約3時間で最初の形はできましたが、作っただけでは終わりません。 答案をPDFにする手間、使いにくかった画面を直したこと、実際にどれだけ使われたかは分からないことまで、この記事に残します。
答案を見て、長女専用の復習アプリを作りました
地理で苦戦していた長女の答案を見て、間違えたところを練習するアプリを作ることにしました。定期考査の答案には、平均に届いていない部分があります。覚え直したほうがよさそうな言葉や、似た問題で確かめたいところも見えてきました。
市販の教材にも良いものはたくさんあります。ただ、今回の答案に出ていた内容だけを、次に取り組みやすい形で並べるには少し距離がありました。そこで、この答案のためだけの復習問題を作ることにしました。
使ったのはClaude Code(クロード・コード)です。私は「答案で間違えたところを練習できるようにしたい」「スマホで使える形にしたい」と伝え、画面や問題の形を一緒に直していきます。夕方に始めて、その日のうちに、約3時間で最初の形ができました。
完成したアプリを見せたとき、長女は「これ、私のためだけに作ったの?」と聞きます。その一言で、専用の復習問題を作った意味が伝わった気がしました。エンジニアではない親でも、思いついたことを言葉にするだけで形が変わっていく。それが今回いちばんの驚きです。
最初の壁は、答案をAIに読み込ませることでした
アプリを作る前に、答案と問題用紙をAIが読める形にしなければなりません。わが家では、長女の長い答案をスマホのGoogleドライブアプリで撮影し、PDFにしてからAIへ渡しました。
ここは想像以上に地味な作業でした。紙が大きいので、撮るときに手がぶれやすくなります。答案が少し折れていると影ができ、撮影する人の影でページごとの明るさが変わることもありました。
一枚ずつ撮り直しながら、まず読み取れるPDFにすることが最初の関門だと分かりました。PDFを渡したあとは、AIと「どの問題を入れるか」「入力する問題も必要か」を相談できます。答えだけでなく、間違え方を見ながら復習の形を決められることが、専用アプリにした理由でした。
答案の内容を並べるだけでは、次に何を確かめればよいのか分かりにくくなります。そこで、単元を選ぶ問題、間違えた問題の見直し、答えを入力する練習のように役割を分けました。画面を一度作り、使いながら直す前提で始められたことが大きかったです。
今後はA3対応の複合機を使えば、この工程はもう少し安定するかもしれません。まだこの方法を試し切ったわけではありませんが、過去問や答案を扱う機会が増えるなら検討する価値はありそうです。
→ 中学受験の過去問コピーにA3複合機を選んだ話|エプソンとブラザーを比べて決めた1台
機能を増やしたあと、入口は減らしました
探求の翼には、社会の問題を単元ごとに取り組む機能、間違えた問題を見直す機能、10問テスト、入力練習、「なぜ?」を考える問題などがあります。
ただ、「選べる機能が多いこと」と「気軽に始められること」は別物でした。 そこで、ホームに残すものと、詳しく練習したいときに開くものを分けました。
| ホームに残したもの | 「ほかの練習・くわしい学習記録を見る」にまとめたもの |
|---|---|
| 今日の3問ミッション → 社会/英語 → 10問テスト | 単元別、苦手克服、定期考査、タイピング、「なぜ?」、学習記録 |
最初の一歩を軽くする考え方は、次女の学習アプリ「まなびの森」で試していたものです。使ってほしい入口を一つに絞り、詳しい選択肢は必要になったときに見られるようにしました。
探求の翼は、家族以外はアクセスできない設定にしています。答案をもとに作った問題や学習記録を、家族だけで扱うためです。
英語も、答案から見えた課題に合わせて足しました
英語の機能は、ホームを整理したのと同じ改修で加えました。答案を見直すと、選択問題で分かっていることと、自分で英文を書くときに必要になることは同じではなかったからです。
英単語だけでなく、日本語を見て英語を書く練習や、英文の形を確かめる問題を入れました。答えを選ぶだけでは見えにくいところを、書く練習でも確かめられるようにしました。
答案をAIで見直して、次の練習へつなげたときの記録は別の記事にまとめています。
→ 中学受験の答案をAIで見直す|『理科が苦手』を次の対策に変える方法
使われ方は、正直まだ分かりません
アプリを作ったあと、通学中に使ったと聞いたことはあります。ただ、それが続いたのか、どの機能をどれくらい使ったのかは、私はまだ把握できていません。学習の記録だけで「分かった」とも言えません。
今日の3問ミッションから始める形が本当に使いやすいのか。入力する問題が負担になりすぎていないか。どちらも、長女の様子や次の答案と合わせて見ていくしかありません。作ったことそのものを成功としてしまわないために、分からない部分を分からないまま残しています。
まとめ:作ることより、直せることに意味がありました
わが家では、地理の答案から探求の翼を作り、入力練習や英語の練習を足し、入口を分かりやすい形へ直しました。専用アプリの価値は、最初から正解の形を作ることより、答案と使われ方を見ながら直せることにあると感じています。
答案をPDFにする手間を受け入れられ、復習する範囲を自分の子に合わせて絞りたい家庭には、この方法が合うかもしれません。なお、Claude Codeのような有料のAIツールを使う前提になります。一方で、市販教材で十分に復習できている場合や、紙をPDFにする工程が負担になる場合は、無理に専用アプリを作る必要はないと思います。
このアプリでどれほど時間を浮かせられたかは、まだ分かりません。それでも、答案を見て次の練習を考える道筋が残ったことで、親が悩みを一人で抱え込まずに済んでいます。
紙の答案をAIに渡してアプリにするまでの手順は、次の記事にまとめています。
→ 【実践編】紙のテストをAI学習アプリにして家族限定公開するまでの全手順