M もっちパパの記録

楽天カードを10年以上使っているけど、「楽天経済圏どっぷり」ではない話

メインの家計は守りのSBI、お小遣いは攻めの楽天、そして決済は楽天カード。経済圏にどっぷり浸からなくても、楽天カードを使い続けている理由と、正直に感じている不満点を、わが家の実例で書きます。


目次

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「楽天カードって、結局どうなの?」

楽天経済圏の話になると、よく聞かれる質問です。SPUだ、ポイント倍率だ、と賑やかだった時代を知っている人ほど、2025年の制度改正以降「もう旨味はないんじゃないの?」と感じているかもしれません。

先に結論を言うと、わが家は今も楽天カードを使い続けています。ただし、「楽天経済圏どっぷり」ではありません。

家計のメインは守りのSBI。楽天はお小遣いの攻め担当。そして決済は楽天カード——この役割分担に落ち着いた理由と、使っていて正直に感じている不満も含めて、今日はお話ししようと思います。


わが家と楽天カードの付き合い

楽天カードを作ったのは、気づけば10年以上前のことです。きっかけは、当時から使っていた楽天銀行・楽天証券との連携でした。銀行・証券・カードを同じところにまとめると、お金の流れがつながって見えるし、ポイントの面でもメリットがある。そう考えて作ったのを覚えています。

ただし、わが家にとって楽天カードはサブカードです。メインの決済は別のカード(三井住友カード)に任せていて、楽天カードには「楽天系のサービスで使う決済」という限定的な役割を持たせています。

家族カードは作っていません。妻は妻で、自分名義の楽天カードと楽天銀行を持っていて、それぞれが自由に運用するスタイルです。「家計は一本化、お小遣いは別管理」のわが家には、このほうが合っていました。

カードの種類は、いちばんベーシックな通常の楽天カード。年会費は永年無料です(楽天カード公式、2026年6月時点)。ゴールドやプレミアムにする予定は今のところありません。サブカードに年会費を払う理由が、わが家にはないからです。

失敗談:「楽天銀行カード」を間違えて契約した話

ひとつ、恥ずかしい失敗談を白状します。

実はわたし、最初に「楽天カード」のつもりで「楽天銀行カード」を契約してしまったことがあります。名前がそっくりなので「同じものでしょ?」と思いがちですが、この2枚は別物です。

  • 楽天カード:純粋なクレジットカード。引き落とし口座は好きな銀行を選べる
  • 楽天銀行カード:楽天銀行のキャッシュカードとクレジット機能が一体になったカード。引き落としは楽天銀行のみ

しかも、この2枚は同時に持てません。さらに厄介なことに、楽天銀行カードから楽天カードに切り替えるには、一度解約してから期間を空けて申し込み直す必要があります(楽天カード公式FAQ)。わたしも実際に解約して、今の楽天カードを契約し直しました。

これから作る人は、申込画面で「楽天カード」と「楽天銀行カード」のどちらを選んでいるか、一度立ち止まって確認することをおすすめします。過去の自分に言ってやりたい注意点、第1位です。


楽天カードで払っているもの

わが家の楽天カードの使い道は、大きく2つです。

ひとつめはふるさと納税の決済です。

わが家のふるさと納税は楽天市場で申し込み、楽天カードで決済しています。2025年10月の制度改正で、楽天市場側のポイント付与(お買い物マラソンやSPUによる上乗せ)はなくなりました。それでも、カード会社経由の通常ポイントは引き続き付きます。「楽天市場で申し込む × 楽天カードで払う」が、今もわが家の基本形です。

このあたりの判断の経緯は、こちらの記事に詳しく書いています。

2026年・楽天とAmazonを比べて、結局楽天でふるさと納税した話ふるさと納税は「欲しいもの」より「毎月減るもの」を

ふたつめは、楽天証券でのクレカ積立です。

わが家は家族の資産形成をSBI証券×住信SBIネット銀行(守り)、自分のお小遣いの運用を楽天証券×楽天銀行(攻め)と分けていて、楽天カードはこの「攻め」系統の積立決済を担当しています。通常の楽天カードの場合、積立額に対してポイントが付きます(銘柄によって0.5%〜。詳細条件は楽天証券公式でご確認ください)。銀行・証券・カードが同じ経済圏にあると、お小遣いの出入りがまとまって追いやすいのです。

証券口座は2つ持っている。“守りのSBI”と”攻めの楽天”を、目的で分けているわが家の話


「経済圏どっぷり」にしない、という選び方

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

楽天カードの話になると、「SPUを最大化して」「サービスを全部楽天に寄せて」という”経済圏フル活用”の文脈で語られがちです。でも、わが家はそうしていません。

  • 家計のメイン(資産形成・積立)は SBI側
  • 楽天は 自分のお小遣いと、ふるさと納税の決済 に限定
  • ポイント倍率を上げるためにサービスを増やす、ということはしない

理由はシンプルで、ポイントのために生活を変えると、管理がしんどくなるからです。2025年の制度改正で楽天市場側のポイント上乗せがなくなったことで、むしろ「倍率を追いかける理由」が減り、この割り切りはしやすくなったと感じています。

実は以前は、楽天モバイルや楽天ひかりも使っていた時期がありました。そのころはSPUの倍率も上がって、ポイントの貯まり方は確かに良かった。でも今は両方とも使っていません。通信サービスは「自分の暮らしに合うか」で選び直し、楽天は「お小遣いとふるさと納税の決済」に役割を絞る。そうやって少しずつ、今の形に落ち着きました。


正直に感じている不満点

いいことばかり書いても仕方がないので、不満も正直に書きます。

いちばんの不満は、公共料金の支払いではポイントがほとんど貯まらないことです。

楽天カードは基本還元率1%(100円につき1ポイント)が売りです。ですが、電気・ガス・水道などの公共料金や税金の支払いは、2021年6月利用分から500円につき1ポイント(還元率0.2%)に引き下げられています(楽天カード公式のお知らせ)。通常の5分の1の還元率です。

わが家でも「電気代を楽天カードで払っているのに、思ったよりポイントが付かないな」と感じていました。この引き下げを知って、体感とも一致して納得した次第です。

対象の利用先は楽天カード公式の還元率一覧ページで確認できます。

つまり楽天カードは、「固定費を全部まとめてポイントをがっぽり」というカードではなくなっています。生活インフラ系の支払いをどのカードに載せるかは、各カードの還元条件を見て決めたほうがいい。これは楽天カードに限らず、最近のクレジットカード全般に言える話かもしれません。

一方で、良い点もはっきりしています。楽天市場での買い物、特にお買い物マラソンをうまく使うと、ポイントは今でもしっかり貯まること。わが家も日用品のまとめ買いはマラソンに合わせていて、ここで貯まったポイントがふるさと納税や日々の支払いに回っています。

要するに、「どこで使うか」で評価がガラッと変わるカードなのです。


それでも使い続けている理由

不満はある。それでも10年以上使い続けているのは、楽天銀行・楽天証券との連携が、わが家の「攻め」系統にちょうどいいからです。

ひとつ確実に言えるのは、わが家にとって楽天カードは「ポイントがすごいから使う」カードではなく、楽天銀行・楽天証券とセットで、お小遣いとふるさと納税の決済がいちばんスムーズに回るカードだ、ということです。年会費は無料なので、サブカードとして「楽天系の決済専用」に持っておくことに、コストはかかりません。

楽天カード

おわりに

楽天カードを「経済圏どっぷり」で使い倒すか、わが家のように役割を限定して使うか。正解はひとつではありません。

ポイント制度は今後も変わっていく可能性があります。だからこそ、「ポイントが何倍だから」ではなく、「自分の暮らしのどの部分を任せるか」でカードを選ぶほうが、長く付き合えるのではないか——10年以上使ってきて、そう感じています。

わが家の使い方が、あなたのカード選びの参考に、そっとなれば嬉しいです。


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