家計簿アプリ難民が4つ試してマネーフォワードMEに落ち着いた話|乗り換え比較
家計簿アプリを4つ(楽天マネーサポート・マネーツリー・住信SBI経由・マネーフォワードME)乗り換えた体験談。スペック比較表つきで、「どれが正解」ではなく「私に合った」アプリの選び方を正直にまとめます。
目次
「家計簿アプリ、結局どれがいいの?」
これ、数年前の私がずっと検索していた言葉です。レビュー記事を読んでも、人によって言うことが違う。当たり前ですよね。家計の形も、使っている口座も、続けられる性格も、人それぞれだからです。
きっかけは、教育費の引き落としがあった月でした。通帳の残高がいつもよりごっそり減っていて、「あれ、今月そんなに使ったっけ?」と一瞬ヒヤッとしたんです。落ち着いて見れば塾代と教材費だったのですが、家計の動きを”後追い”でしか確認できないと、こんなふうに無駄に不安になる。受験でお金が動く時期だからこそ、「何にいくら使ったか」をその場で把握できる仕組みがほしい——そう本気で思ったのが、アプリ探しの出発点でした。
私自身、いくつかのアプリを行ったり来たりした「家計簿アプリ難民」でした。今日は、その遍歴をそのまま書きます。どれが優れているかをジャッジする記事ではありません。「私の場合は、こう感じて、こう落ち着いた」という、あくまで一人の体験談として読んでもらえたら嬉しいです。
結論から先に言うと、私は 楽天マネーサポート → マネーツリー → Money Forward for 住信SBIネット銀行 → マネーフォワードME(有料) という順で乗り換えて、今に落ち着いています。
家計簿アプリ難民だった話
最初に正直に言っておくと、私は「家計簿が続かない人」の代表みたいな人間でした。
紙の家計簿は三日坊主。エクセルは最初だけ気合いが入って、すぐ放置。レシートを撮るタイプのアプリも、撮るのを忘れる。「自分はズボラだから家計管理は無理なんだ」と、半ば諦めていた時期もあります。
そんな私が「これなら続くかも」と思えたのが、銀行口座やクレジットカードを連携して自動で記録してくれるタイプのアプリでした。手入力が減るぶん、ズボラな私でも放置せずに済む。そこから、いくつかのアプリを試す旅が始まりました。
ただ、ここで一つ困ったことがありました。当時の私はポイ活にハマっていて、銀行口座もクレジットカードも、必要以上にたくさん持っていたんです。この「口座が散らばっている」状態が、後々のアプリ選びをややこしくしていきます。
以下、私が実際に使ってみたものを順に書いていきます。繰り返しになりますが、「合わなかった」と書くのは、あくまで私の使い方・私の口座構成での印象です。同じものが、別の人にはぴったり合うことも当然あります。
① 楽天マネーサポートを使ってみた
私はもともと楽天経済圏を使っているので、最初に手を出したのが楽天が提供している「マネーサポート」でした。
普段から楽天のサービスにログインしている流れで、追加で別アプリを入れずに家計の動きをまとめて見られるのは、入り口としてとても気軽でした。楽天系のサービスをよく使う人なら、最初の一歩として自然だと思います。
ただ、これは私の場合の話ですが、当時の私はポイ活であちこちに口座やカードを散らかしていて、その中には、このアプリの連携対象に入っていないものもありました。家計の全体像を「一画面でまるごと把握したい」という欲が強かった私には、もう一歩、かゆいところに手が届かない感覚があったんです。
楽天で完結している家計の人にとっては、わざわざ別アプリを増やさずに済むという意味で、合理的な選択肢だと思います。あくまで「私の散らかった家計の形には、もう一歩ほしかった」というだけの話です。
② マネーツリー(Moneytree)を使ってみた
次に試したのがマネーツリー(Moneytree)でした。
画面がすっきりしていて、見ていて気持ちがいい。広告でゴチャゴチャしていない、落ち着いたデザインだな、というのが第一印象でした。資産をシンプルに眺めたい人には、この静かな雰囲気はかなり心地よいと思います。
ただ、ここでも私の場合は、当時持っていた口座やカードのいくつかが、私の使い方ではうまくまとめきれませんでした。広く浅くお金を散らかしていた私のような状態だと、「全部を一か所に集めて眺める」という私の理想には、もう一歩でした。
シンプルさを重視する人、資産の全体像を静かに眺めたい人には、むしろ強みになる部分だと思います。これも「良し悪し」ではなく、「私のやりたかった家計管理のスタイルとは少し違った」という相性の話です。
③ 「Money Forward for 住信SBIネット銀行」(無料)を使ってみた
ここで少し変わり種を挟みます。住信SBIネット銀行のアプリから使える、マネーフォワード提供の家計簿サービス「Money Forward for 住信SBIネット銀行」(無料)です。
これがなかなか良くて、無料なのに、本家マネーフォワードMEの無料版より多くの口座をつなげられたんです。口座が散らかっている私には、この「無料でたくさん連携できる」点はかなり魅力的でした。
ただ、これも正直に書くと、本家のマネーフォワードMEとは画面の作りが微妙に違っていて、私の手にはしっくり馴染みませんでした。慣れの問題かもしれませんが、毎日見るものなので、この「微妙な違和感」が地味に効いてくる。結局、私は本家のMEの画面のほうが性に合っていました。
無料で連携数を増やしたい人には、十分すぎるくらい選択肢になると思います。私の場合は「使い心地」のところで、もう一歩でした。
④ マネーフォワードMEに落ち着いた
そうして行き着いたのが、本家のマネーフォワードME(マネーフォワード ME)でした。今は有料プラン(現在の名称は「スタンダードコース」)を契約して使っています。
なぜここに落ち着いたのか。理由を正直に挙げると、こんな感じです。
- 散らかった複数の銀行・カードを、ほぼ全部まとめて一画面で見られた ── 口座が散らばっているわが家でも、全体像をひとまとめにできたのが大きかったです。
- 支出のカテゴリ分けがしっくりきた ── 私がやりたかった「固定費を洗い出して見直す」という細かい使い方に合っていました。
- 証券口座とつないで資産や配当の入金も眺められた ── 家計だけでなく、投資のほうも同じアプリで把握できるのが、私には便利でした。
- 使い慣れた画面だった ── ③で本家の画面の方が性に合うとわかっていたので、最終的にここへ。
ちなみに私は、マネーフォワード光(インターネット回線)を契約しているので、その特典でプレミアムをお得に使えています。元々ネット回線は必要なものなので、家計簿アプリの課金が実質的に軽くなったのは、私にとっては嬉しい誤算でした。
要するに、私が家計簿アプリに求めていた「散らばったお金を一か所にまとめて、細かく振り分けて、続けて眺められる」という条件に、私の場合はいちばん近かった、ということです。
無料版でしばらく使ってから、最終的に有料プランに切り替えました。課金して何が変わったか、逆に変わらなかったかは、別の記事に正直に書いています。
→ マネーフォワードME プレミアムに課金して、家計簿が”見えてくる”ようになった話
また、家計だけでなく「配当金がいくら入ったか」を同じアプリで見える化している話も書きました。投資もやっている方は、こちらもどうぞ。
→ 「配当金、いくら入った?」を一目で。高配当株の入金をマネーフォワードMEで見える化している話
4つを並べてみる(スペック比較・執筆時点)
体験談だけだと分かりにくいので、主要な3つ(楽天マネーサポート・マネーツリー・マネーフォワードME)の基本スペックを表にまとめます。料金や仕様はよく変わるので、必ず最新情報は各公式サイトでご確認ください(下表は2026年5月時点で私が調べた範囲です)。
| 比較項目 | 楽天マネーサポート | マネーツリー | マネーフォワードME |
|---|---|---|---|
| 無料版の連携上限 | 無制限 | 最大50社 | 最大4件 |
| 無料版のデータ閲覧 | 永年保存 | 過去1年間 | 過去1年間 |
| 楽天銀行の連携 | 標準対応 | 有料プランが必要 | 無料プランでも可 |
| 資金移動(振替)の管理 | スイープ等を可視化 | 限定的(※1) | あり(資産間の移動を正確に管理) |
| 広告 | なし | なし | 無料版あり/有料版は非表示 |
| 有料プラン(税込) | 無料(執筆時点) | 有料プランあり(月額430円〜) | 月額540円〜/年額5,940円〜(※2) |
※1 マネーツリーは、出金明細のカテゴリーを「個人マネーの移動」等に変更すれば家計の「支出」から除外できます。ただしマネーフォワードのように「銀行→財布へお金が動いた」という口座間の連動をシームレスに追う機能は弱め、というニュアンスです。
※2 マネーフォワードMEの有料料金はWeb(クレジットカード)決済時の金額です。スマホアプリ内(App Store / Google Play)から申し込むと月額590円・年額6,490円になります。決済方法で金額が変わる点にご注意を。
表にすると「楽天マネーサポートは無料で無制限ってすごいな」とか「ME無料版は4件まで=複数口座だと実質有料か」とか、それぞれの性格が見えてきます。スペックの良し悪しと、自分に合うかは別問題なんですよね。私自身、スペックだけ見れば楽天マネーサポートはかなり魅力的でしたが、最終的には有料のMEに落ち着いたわけですから。
どんな人に、どれが向きそうか(あくまで私見)
私の体験から感じた「向き・不向き」を、私見として整理しておきます。断定ではなく、こんな傾向があるかも、くらいの目安として受け取ってください。
- 楽天経済圏でほぼ完結している人 ── 楽天マネーサポートは無料で連携も無制限(いずれも執筆時点)。すでに使っているサービスの中で完結できて気軽です。
- 資産をシンプルに、静かに眺めたい人 ── マネーツリーの、広告のないすっきりした見やすさが心地よく感じられるかもしれません。
- とにかく無料で連携数を増やしたい人 ── 「Money Forward for 住信SBIネット銀行」(無料)のような選択肢も。私はUIの好みで本家に移りましたが、コスパは魅力でした。
- 複数の口座をまとめて、家計を細かく振り分けて見直したい人 ── 私のように口座が散らばっていて、固定費も投資もまとめて把握したいタイプには、マネーフォワードMEのような横断型が合いやすいのかな、と感じています。
大事なのは「いちばん評判のいいアプリ」を選ぶことではなく、自分の口座の形と、自分が続けられそうな使い方に合うものを選ぶことだと思います。私自身、4つ試して初めて「自分に合うのはこれだ」とわかりました。
おわりに
家計簿アプリは、正直どれも一長一短で、「これが絶対の正解」というものはないと思っています。私がマネーフォワードMEに落ち着いたのも、私の家計の形と性格にたまたま合ったから、というだけの話です。
もし今「どれにしよう」と迷っているなら、評判だけで決めず、気になったものを実際に少し触ってみるのが結局いちばんの近道だと思います。無料で試せるものも多いので、合わなければ乗り換えればいい。私自身が、その「乗り換え」を4回もやって、ようやく今の形に落ち着きました。
この記事が、同じように家計簿アプリ難民になっている方の、ちょっとした参考になれば嬉しいです。
わが家にとって家計簿アプリは、節約のためというより「教育費の山を、必要以上に怖がらないための道具」でした。何にいくら使っているかが見えるようになっただけで、塾代がかさむ月も落ち着いて受け止められるようになります。
- 実際に教育費がいくらかかっているか公開しました → 【私立中学の学費は月いくら?】中2+小6受験が重なる家庭の教育費を公開
- 出費が重なる月の備え方 → 7月の教育費に備えて、6月にやっておくこと
この記事は、私自身の体験と感想をまとめたものです。各アプリの機能や料金は変更される場合があり、最新の内容は各公式サイトでご確認ください。特定のアプリを一律におすすめ・否定するものではなく、相性は人それぞれであることをご理解のうえお読みください。