【中学受験ログ2027 #15】空欄29か所を分けたら、次の一手は3つでした
小6の次女のテストに空欄が29か所。位置で分けると「言葉で答える問題16」「飛ばして先に進んだ8」「最後の大問5」で、次に確かめることは3つに分かれました。点数だけを見ていたときより、親がやることを絞れた回です。
目次
このブログでは「中学受験ログ2027」として、中学受験を目指す小6の次女との伴走で感じたことを、不定期で書き残しています。
9月13日のテストの答案を、家の作業机で開きました。
妻が先に結果を見て次女と話していたので、私から点数の話をするのはやめました。
代わりに数えたのが、空欄です。全部で29か所ありました。
今回わかったのは、この29か所が「同じ白紙」ではないということです。
答案のどこが空いていたかで分けると3つの種類になり、次に確かめることもそれぞれ違いました。
- 言葉で答える問題:16か所(社会12・国語4)→ 次に確かめるのは覚えていなかったのか、知っていて出てこなかったのか
- 飛ばして先に進んだ問題:8か所(算数6・理科2)→ 次に確かめるのは戻れたか(時間の残し方)
- 最後の大問の問題:5か所(理科)→ 次に確かめるのは解く順番(立ち回り)

この記事は、テストが返ってくるたびに「どこから見直せばいいか分からない」と悩む親御さんに向けて書いています。
もし今日1つだけ試すなら、空欄を「言葉」「途中」「最後」の3つに分けてみることです。答案を解き直さなくても、親のやることが一気に絞れます。
全体像:4教科の平均との差
今回のテストは、教科ごとに平均点との開きが大きい結果になりました。
| 教科 | 平均点との差 |
|---|---|
| 国語 | −15.8点 |
| 算数 | +4.5点 |
| 社会 | −20.0点 |
| 理科 | −9.0点 |
| 4科 | −42.4点 |
※4科の差は成績表の4科欄の数値です。9月6日の回とは種類の違うテストなので、点数の上下は比べていません。
点数だけを見ても、分かるのは「どの教科が良かったか・悪かったか」まで。「答案のどこで何が起きていたのか」を確かめるために、空欄を分けました。

1つ目:言葉で答える16か所は、社会が12
空欄がいちばん多かったのは、言葉で答える問題でした。社会12か所、国語4か所。
社会の12か所のうち、8か所は全国正答率が60%以上です。寺院の地図記号は83%、ユネスコとユニセフはどちらも81%。
つまり、多くの子が取れている問題で、答えが書けていません。
ただし、12か所すべてが名前を書く問題ではありません。説明を書く問題や、地形図を読む問題も混ざっています。
「名前を覚えれば終わり」とは言い切れません。
次に確かめるべきは、この8か所の言葉を覚えていなかったのか、それとも知っていたのに本番で引き出せなかったのかです。
2つ目:飛ばした8か所は、その先に答えがある
算数6か所、理科2か所の空欄は、答案の途中にポツポツとありました。特徴的なのは、その先の問題には答えていることです。
算数では、全国正答率75%の問題を飛ばしたあとに46%の問題に正解していました。80%を飛ばしたあとも、60%の問題には答えています。
これは「後半まで届かなかった」のではありません。その問題をいったん飛ばして、先へ進めています。
これは直したい癖ではなく、むしろテスト本番で身につけてほしい立ち回りです。
次に確かめるべきは、飛ばしたあと、最後に戻ってくる時間が残っていたか。
75%と80%は多くの子が取れている問題だからこそ、戻る時間の有無が大事になります。
3つ目:最後の大問5か所は、時間か難しさか
最後にまとまって空欄になっていたのは、理科の「ふりこ」の5問です。
最初の問題(全国正答率84%)には正解しています。その後は、58%から8%まで、5問続けて空欄でした。
答案の終わりにあるので、時間切れの可能性があります。一方で、後ろほど正答率が下がる、明らかに難しい問題でもあります。
答案だけでは、時間が足りなかったのか、難しくて手が出なかったのか分かりません。
だからこそ、次に確かめるべきは解く順番です。簡単な問題から手をつけて、時間のかかる問題を後に回せていたか。
私が点数より知りたかったのは、この立ち回りでした。
気づいたこと:難しさの順には、空欄は並んでいない
分けてみて、1つ意外だったことがあります。全国正答率が高い(易しい)問題が空欄で、低い(難しい)問題に正解している例が、いくつもありました。
- 正解した問題:算数42%・34%、社会42%・45%
- 空欄だった問題:算数75%・80%、社会83%・81%
理科でも、全国32%の断層の問題に正解し、火山と地層は8か所中7か所が正解でした。
私は「正答率の高い順に取れる」と思っていました。今回の答案は、そうなっていません。だからといって「難しい問題が得意」と決めるのも早計です。
難しさだけでなく、聞かれ方の相性と解く順番まで見る必要がある。 これが今回いちばんの学びでした。
聞かれ方で結果が変わった回は、こちらに書いています。
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前回の5つのその後
前回の記事で「次に見る場所」を5つ書きました。正直に書くと、全部は続きませんでした。
- 算数の約分:声かけをやめて、学習アプリの手紙で「91は13で割れる?」と聞きました。答えは「割れる! 91=13×7」でした
- 理科の空欄の理由:本人に聞きました。「見た瞬間むずかしそうだった」そうです
- 社会の地理:どの段で止まるかを見る練習はしていません。代わりに、手がかりから場所を出す学習ソングを聞いてもらっています
- 理科の式:「最初の1本だけ書く」を手紙で届けました。家でできたかは確かめていません
- 社会の時代順を並べる練習:練習はしていません。代わりに、建物から時代を出す学習ソングを聞いてもらっています
やったのが1つ、形を変えてやったのが3つ、確かめていないのが1つです。完璧は目指さず、できる範囲で続けています。
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まとめ:空欄を3つに分けると、親がやることが見える
29か所の空欄は、言葉16・飛ばした8・最後5に分かれました。
次に確かめることも、「覚えていたか・出てこなかったか」「戻る時間があったか」「解く順番」の3つに絞れました。
答案から分かるのは、空欄の場所と、その先に答えがあるかどうかまで。飛ばした理由や、時間切れだったかは、本人の頭の中にしかありません。
3つに分けるのは原因を決めるためではなく、本人に問いかけるポイントを絞るためです。
テストが返ってきたら、まず空欄を「言葉」「途中」「最後」の3つに分けてみてください。全部を解き直す時間がない家庭でも、次に本人へ聞くことが絞れます。
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※実際の成績データをもとに分析していますが、子どものプライバシー保護のため、得点は平均点との差で表記しています。