ふるさと納税の返礼品比較を、AI(Gemini)に頼んだら家計判断が3倍速くなった話
「この返礼品とあの返礼品、どっちがコスパいい?」——複数タブを開いて電卓を叩く時間が、AIで一瞬になりました。Gemini in Chromeで返礼品比較を試した実体験と、AI×家計管理の意外な相性を、非エンジニアパパが書きます。
目次
「この洗剤セットとあっちの洗剤セット、どっちがコスパいいの?」
ふるさと納税の返礼品を選ぶとき、毎年こんなことで悩んできました。
- 同じNANOXの返礼品でも、「本体3本+詰替17個セット ¥31,000」と「本体1本+詰替5個セット ¥14,000」がある
- どっちが100gあたり安いか、電卓を叩いて計算するのは正直だるい
- かといって「テキトーに直感」で選ぶのも、なんとなく敗けた気がする
そんな2026年度初のふるさと納税で、私はGemini(Google の生成AI)に比較を頼んでみました。結果、家計判断のスピードがざっくり3倍に。
この記事では、非エンジニアパパがAIで家計を回している実際の使い方を、共有します。
何をやったか:比較したいタブを選んでGeminiに渡すだけ
使ったのは「Gemini in Chrome」というGoogleが公式に出している機能です。
ブラウザのChromeに組み込まれたGeminiに、「今、開いているタブの中身を読んでくれる」ようお願いできます。
具体的な手順
- Chromeで楽天市場の比較したい返礼品ページを3つ同時に開く
- サイドバーのGeminiを開く
- チャット欄の左下にある「+」ボタンをクリック
- 開いているタブの一覧が出るので、比較したいタブにチェックを入れる(複数選択OK)
- チャット欄に「この3つの返礼品の、容量と100gあたりの金額を比較して」と入力して送信
- Geminiが選んだタブのページを読んで、表で答えてくれる
それだけです。「+」ボタンでタブを選ぶ操作が肝で、これを使うとGeminiに「どのページを見て欲しいか」を明示できるので、回答の精度がぐっと上がります。
実際にGeminiが出してくれた比較表
今回試したNANOX one 洗浄プラスの3パターン比較。Geminiが整理してくれた結果はこんな感じでした。
| 商品名 | 総容量 | 寄附金額 | 100gあたり |
|---|---|---|---|
| 🥇 NANOX one 洗浄プラス(本体3・替特大17) | 14,805g | ¥31,000 | 約209.4円 |
| 🥈 NANOX one 洗浄プラス(本体1・替特大5) | 4,425g | ¥14,000 | 約316.4円 |
| 🥉 NANOX one PRO(詰替ウルトラジャンボ6個) | 8,400g | ¥28,000 | 約333.3円 |
しかも、Geminiは表だけ出して終わりじゃなくて、
「31,000円の大型セットは、14,000円のセットよりも100gあたり約107円安く、まとめ売りの恩恵が大きいです。ただし14kgの保管スペースが必要なので、置き場所との相談ですね」
と、家計判断のアドバイスまでつけてくれました。人と相談している感覚に近かったです。
おまけ:「NANOX one PRO」との違いも教えてくれた
実は当初、私は3番目の「NANOX one PRO(詰替ウルトラジャンボ6個)」を「容量が多そうだしこれでいいか」と選びかけていました。
そこでGeminiが、こう教えてくれたんです。
「PROはライオンの最上位モデル(プレミアムタイプ)で、製品自体の元々の価格設定が少し高めです。とにかく量とコスパを重視してたくさんストックしたい場合は『洗浄プラス』、プレミアムな洗浄力やダメージケア成分を重視したい場合は『PRO』を選ぶのが良さそうです」
——なるほど、同じNANOXでも”グレード違い”だったわけです。
わが家は普通の洗濯物がほとんどで、特別なダメージケアは必要ありません。自分が必要としていない”高機能”にお金を払うところだったのを、Geminiが未然に防いでくれました。
「価格と容量だけ」ではなく「製品グレードまで含めて適正かどうか」を見てくれるのは、AIに比較を頼む大きな価値だと感じました。
そして、その1位が実際に届きました

Geminiの後押しで選んだ大型セット。実際に届くと、本体ボトルと特大の詰め替えパウチでなかなかの存在感でした。「14kgの保管スペースが必要」というGeminiのひと言は本当で、置き場所だけは先に決めておいて正解。これで当分、洗濯洗剤を買い足さずに済みそうです。
🥇 NANOX one 洗浄プラス(本体3・替特大17)— ¥31,000
価格:31000円 |
🥈 NANOX one 洗浄プラス(容量が選べるシリーズ)— ¥14,000〜
価格:14000円〜 |
🥉 NANOX one PRO(詰替ウルトラジャンボ6個)— ¥28,000〜
価格:28000円〜 |
やってみて気づいた、AI比較のメリット
① 「数字を計算する」時間がゼロになる
今までは:
- 商品ページを順番に開く
- それぞれの容量とロット数を見る
- 電卓で「容量÷寄附額」を3回計算
- メモして比較する
これが、Geminiにタブを見せて「比較して」と頼むだけで完結します。
時間にして、5〜10分の作業が約1分になりました。
② 自分では気づかない切り口を提示してくれる
今回のNANOX比較でも、Gemini側から「保管スペースとの相談」という観点を出してきました。
私は「100gあたりの単価」しか見ていなかったので、「14kgも保管できる場所、家にあるか?」という当たり前の確認を、AIに言われて初めてハッとしました。
③ 「比較したい組み合わせ」を自由に変えられる
「Aセットと、Bセット、Cセット」だけじゃなくて、「じゃあDセットも含めて4つで比較して」と言えば、即座に表を更新してくれます。
人間がエクセルで作業するなら、列を増やして再計算……となるところを、自然な会話の流れでサクサクできるのが快感でした。
AIで家計判断するときの注意点
正直に書いておくと、AIに任せきりはNGです。
⚠️ 金額や容量を間違える可能性はある
Geminiは商品ページを読んで答えてくれますが、ページの構造によっては数値を誤読することもあります。「これで合ってる?」と一度自分で確認する習慣は大事です。
私の場合、Geminiが出した表の数字を、念のため自分でも1件だけ電卓検算してから判断しています。
⚠️ 「Geminiがおすすめ」を絶対視しない
AIは「数値上はこれがお得」と言ってくれますが、最終判断は自分の生活との相性で決めるべきです。
「100gあたり安いから31,000円のセット!」と機械的に決めると、家の収納が破綻します。「自分の家には何が現実的か」は人間の領域。
AI × 家計管理は、想像以上に相性がいい
Geminiでの返礼品比較を経て、AIと家計の組み合わせの良さに改めて気づきました。
家計判断でめんどうなのは、「数字の計算」と「比較作業」です。
- 銀行のキャンペーンA vs キャンペーンBの実質利回り
- スマホの新プランと現プランの月額差
- 投資信託の信託報酬の差が、20年後にいくらの差になるか
こういう「地味な計算が必要だが、人生の意思決定に影響する」場面で、AIは本当に役に立ちます。
私はもともと、家計管理の「気合いと根性で続ける」スタイルに限界を感じていました。AIに任せられる作業を任せて、自分は意思決定に集中する。これがこれからの家計管理の標準になっていく気がしています。
おわりに:「ちょっと試す」が一番の入り口
「AIで家計管理」と聞くと、難しそうに聞こえるかもしれません。でも、Chromeを開いてGeminiに話しかけるだけから始められます。
「次のふるさと納税、どっちがいいかな」と思った時に、Geminiにタブを見せて聞いてみる。たったそれだけで、家計判断のスピードと精度が変わります。
非エンジニアの40代パパでもここまでできる時代になったので、ぜひ一度、試してみてください。
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